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【市況】国内大手証券、米国株式不確実性指数はリーマン破綻後や欧州債務危機の11年8月水準に近づいている

ドル円 <日足> 「株探」多機能チャートより
 三菱UFJモルガン・スタンレー証券のストラテジーでは、持続的に株価が上昇するには景気・業績の改善期待が条件となるものの、テクニカル面では日本株が底値圏にあることを示す指標が目立つと指摘。Brexitを何処まで織込んだかの評価は難しいとしながらも、米国株式不確実性指数は昨年8月の中国人民元ショックを上回り、リーマン破綻後の2008年10月、欧州債務危機の2011年8月の水準に近づいたと解説。

 為替市場で円高が進み、日本企業の業績予想は下方修正が続いているため、日本株が持続的に上昇するための必要十分条件が整っているとは言いにくいとみて、業績改善の期待が広がるには、4~6月期決算発表や米国の経済指標とドル円レートが重要な鍵を握ると予想。個別銘柄の業績動向を重視しながら、徐々に日本株組入れを高めることが望ましいとの見解を示している。
《MK》

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