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【市況】1日の株式相場見通し=欧米株式の上昇を受け戻り試す

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 1日の東京株式市場は、前日の欧米株式市場の大幅上昇に加え、外国為替市場での円安・ドル高推移も支援材料となり、戻りを試す展開となりそうだ。ただ、週末とあって利益確定売りが出やすい地合いにあり、後場は上値の重い展開も予想される。1日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=103円10銭台と、前日に比べて円安・ドル高が進行している。

 6月30日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比235.31ドル高の1万7929.99ドルと大幅高で3日続伸した。イングランド銀行(英中央銀行)のカーニー総裁が30日の講演で、今後の金融緩和に前向きな姿勢を示したことで欧州の主要株式市場が軒並み大幅高となり、これを受けて米株式市場でも買いが優勢となった。ナスダック総合株価指数は、前日比63.427ポイント高の4842.672と3日続伸した。

 日程面では、ソリューションサービスおよびオンサイトサービス(ITインフラ事業、スマートソリューション事業、WEBマーケティングコミュニケーション事業)、農業IoTソリューションサービスを手掛けるセラク<6199>が、東証マザーズ市場に新規上場する。

 そのほかに、日銀短観6月調査、路線価公表、6月の消費動向調査、5月の消費者物価指数・家計調査・有効求人倍率・完全失業率、6月の新車販売台数に注目。海外では、米6月のISM製造業景況指数、ユーロ圏5月の失業率、中国6月の製造業PMIが焦点となる。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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