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2016年07月01日08時17分

【特集】【中国の視点】「一人っ子政策」は失敗か、2100年の中国人口は6億人まで減少も


中国の「一人っ子政策」は今年から大きく緩和されている。予想以上の人口伸び鈍化を受け、政府が2人目の出産について、2016年からすべてのカップルを対象に適用している。

ただ、専門家は、これから全カップルを対象に2人目の出産を認めても人口が大きく増加しないとの見方を示した。米ウィスコンシン大学の人口統計学者である黄文政氏は、2100年までに中国の人口が8億人を超えることが困難だとの見方を示した。もっと悲観的な見方をすれば、6億人前後まで減少する恐れがあると警告した。

北京大学の人口学者である李建新氏は、2人目の出産を認めても2100年の人口は約9億5200万人まで減少すると予測。2016年からの出産緩和が遅すぎると批判した。李氏は、政策が緩和された後の出生率が2010-15年を20%上回ると予測し、この出生率なら実際の人口増加が予想を大幅に下回るとの見方を示した。

国家統計局が発表したデータによると、2010年から2013年の合計特殊出生率は1.04-1.26になるという。また、政府が1%の人口を対象に実施した調査では、中国の合計特殊出生率が1.25%にとどまっていることもわかった。

専門家は、中国当局が出生率を高く評価している上、長いスパンで人口構造や国民生活スタイルの変化を見ていないと指摘し、中国の一人っ子政策が失敗であると批判した。
《ZN》

 提供:フィスコ

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