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【市況】明日の株式相場見通し=週末控えで売り先行、日銀短観6月調査を注視

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(1日)の東京株式市場は、きょうまで日経平均株価が4日続伸となっていることや、週末を控えていることもあり、値固めの動きは継続しながらもポジション調整の売りも散見されそうだ。

 市場関係者からは「きょうの相場は、寄り付き直後に日経平均株価が前日比214円高まで買い進まれてスタートしたものの、その後は戻り待ちの売りに押され次第に上昇幅を縮小する展開となり、東証株価指数(TOPIX)は小幅安に転じた。外国為替市場での円相場は、直近3日間ほぼ1ドル=102円台でのこう着状態となっており、株価上昇の支援要因とはなり得ていない」との見方が出ていた。

 30日の東京株式市場は、前日の欧米株高を受けて買い優勢で始まったものの次第に伸び悩み、日経平均株価終値は前日比9円9銭高の1万5575円92銭と4日続伸ながら上昇は小幅にとどまった。東証1部の値上がり銘柄数は861、対して値下がり銘柄数は968(変わらずは138銘柄)と値上がりを上回った。

 日程面では、ソリューションサービスおよびオンサイトサービス(ITインフラ事業、スマートソリューション事業、WEBマーケティングコミュニケーション事業)、農業IoTソリューションサービスを手掛けるセラク<6199>が、東証マザーズ市場に新規上場する。

 そのほかに、日銀短観6月調査、路線価公表、6月の消費動向調査、5月の消費者物価指数・家計調査・有効求人倍率・完全失業率、6月の新車販売台数に注目。海外では、米6月のISM製造業景況指数、ユーロ圏5月の失業率、中国6月の製造業PMIが焦点となる。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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