市場ニュース

戻る
2016年06月30日08時25分

【特集】【中国の視点】中国人の消費パタン、収入増やネット普及で日本など先進国に類似


米コンサルティング大手ベイン・アンド・カンパニーなどがまとめた報告によると、中国におけるカップラーメンやビールなどの消費が縮小しているという。こうした低価格商品の消費が昨年での伸び率は3.5%まで落ち込み、過去5年の低水準を記録した。

中国人の消費嗜好の変化について、ブルーカラーの労働人口の減少や製造業の海外移転などに関連していると分析されている。消費金額での統計では、昨年のカップラーメンとビールの消費が、それぞれ12.5%減、3.6%減となった。また、低価格ビールの消費額の縮小率も高価格帯の消費縮小率を上回ったとも報告された。

一方、収入が高くて時間に余裕がない人の消費が伸びていると報告された。こうした消費人口に向けたコンビニエンスストアの売上伸び率は昨年に13.2%となった。また、昨年の化粧品などの販売も前年比で15.5%増加した。さらに、ネット販売は過去4年の複合成長率は37%となり、年間の売上高は約4兆元(約60兆円)近くまで拡大している。

専門家は、中国人の消費が収入の増加や健康志向の高まりに伴い、大きく変化していると指摘。また、インターネットの普及も人々の消費パタンを変化させていると強調した。収入の一段増加に伴い、中国人の消費パタンが日本など先進国の国民に類似してくるとの見方を示した。
《ZN》

 提供:フィスコ

日経平均