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2016年06月29日12時39分

【市況】後場に注目すべき3つのポイント~トヨタ自やメガバンクの動向を睨みながらの展開

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

29日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・トヨタ自やメガバンクの動向を睨みながらの展開
・102円39銭付近、ドル底堅い値動きも、積極的な買いは手控え
・サイバーAG、象印など5社の目標株価変更



■トヨタ自やメガバンクの動向を睨みながらの展開

日経平均は続伸。220.58円高の15543.72円(出来高概算10億4000万株)で前場の取引を終えた。英国の欧州連合(EU)離脱による懸念が一服し、欧州株が全面高となった流れが好感された。28日の米国ではNYダウが260ドルを超す上昇となり、シカゴ日経225先物清算値は大阪比255円高の15555円だった。これにさや寄せする格好から日経平均は15500円を回復してのスタートに。

その後は戻り待ちの売り圧力等から上げ幅を縮める場面もみられたが、前引けにかけては再び15500円を回復しており、底堅い相場展開となっている。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1600を超えており、全体の8割を占めている。規模別指数は大型、中型、小型株指数いずれも2ケタの上昇。セクターでは保険、鉄鋼、その他金融、輸送用機器、不動産、電気機器、海運、非鉄金属、証券など、足元で売られていたセクターを中心に買い戻されている。

日経平均は5日線レベルでの攻防をみせている。下ひげを残しての陽線形成であり、自律反発の域ではあるが底堅さが窺える。先物市場では高値圏での推移をみせているが、このところはお昼ごろに先物主導で強含み、現物の後場に一段高といった流れが目立っている。円相場は円高に振れて推移しているが、上げ幅を広げてくるようだと、買戻しの流れが強まる可能性がありそうだ。

トヨタ自<7203>など自動車株やメガバンクなど金融株の強い動きがみられている。しかし、寄り付き水準を下回っており、短期筋の資金回転は利いていない。これらが日中高値を更新してくると、センチメントを明るくさせてくる。しかし、日中高値を超えられない状況下では次第に戻り売りが出やすく、日経平均も15500円処での上値の重さが意識されてくるだろう。なお、株主総会集中日となるため、個別には材料が出やすいところではある。


(株式部長 村瀬智一)



■ドル・円は102円39銭付近、ドル底堅い値動きも、積極的な買いは手控え

29日午前の東京外為市場では、ドル・円は底堅い値動きとなった。ただ、手がかりが乏しく積極的な買いは手控えられているもよう。

午前の取引では、日経平均株価は堅調地合いを維持したものの、一段の株高を期待したドル買い・円売りは縮小。英国の欧州連合(EU)離脱を懸念したリスク回避的な円買いは一服したが、朝方102円78銭を付けた後は米利上げ期待の後退で積極的なドル買いは手控えられているようだ。

一方、政府・日銀は今朝、英国のEU離脱に伴い対応を協議するため緊急会合を開いたが、麻生財務相は「安倍首相から引き続き金融市場の動きを注視し、必要な対応を機動的に取るよう指示があった」と述べるにとどめた。具体的な対応策が打ち出されなかったことで期待は後退し、ドル・円は小幅に値を下げる場面もあった。

ランチタイムの日経平均先物は堅調地合いが続いているため、ドルは午後も102円半ばでの推移が続く見通し。ただ、買い材料が乏しいため、ドルが103円回復に向け上昇する展開は想定しにくい。

ここまでは、ドル・円は102円26銭から102円78銭、ユーロ・ドルは1.1049ドルから1.1082ドル、ユーロ・円は113円03銭から113円85銭で推移した。

12時34分時点のドル・円は102円39銭、ユーロ・円は113円29銭、ポンド・円は136円41銭、豪ドル・円は75円96銭で推移している。

(為替・債券アナリスト 吉池威)



■後場のチェック銘柄


・値上がり寄与トップはファナック<6954>、2位ファーストリテ<9983>、2銘柄で日経平均約34円押し上げ
・サイバーAG<4751>、象印<7965>など5社の目標株価変更
・麻生財務相
「安倍首相から引き続き金融市場の動きを注視し、必要な対応を機動的に取るよう指示



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