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【材料】Vテクが大幅反落、ウシオ電の主張認められ仮処分決定、外資ファンドの保有株売りも判明

Vテク <日足> 「株探」多機能チャートより
 ブイ・テクノロジー<7717>が大幅反落。

 ウシオ電機<6925>が28日付で、ブイ・テクノロジーが製造・販売しているIPS/FFS光配向用露光装置(製品名:「AEGIS‐IPS」)がウシオ電の保有する特許権を侵害しているとして、2015年10月に東京地方裁判所に対して仮処分の申立てを行っていたが、今回ウシオ電の主張が認められ、2016年6月24日付けで対象製品の製造・販売等の差止めを認める仮処分決定がなされたと発表しており、売り手掛かり材料視されているようだ。

 また、値幅の出やすい銘柄だけにトレードテクニックが必要となるものの、有機ELディスプレイ関連としての将来有望企業として28日には株価1万2450円の高値まで買われており、今日は利益確定目的の売りも出ているようだ。同社の発表した中期経営計画の内容が評価されたほか、証券アナリストからのレーティング格上げも確認されたことで連騰していた。売上高391億円を3年後には900億円を目指すという内容は、株価にインパクトがあった。 

 このほか、5%ルール大量保有報告書からは、外資系ファンドの売り手口が確認されている。米籍のルネッサンス・テクノロジーズは、6月28日提出分の最新資料で保有株が6.76%→5.00%まで減少したことが判明している。株価上昇の背景でファンドは利益確定売りをしていたようだ。
《MK》

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