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【市況】概況からBRICsを知ろう~インドSENSEX指数は続伸、英国のEU離脱がインドに与える悪影響が限定的だとの見方が好感

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

【ブラジル】ボベスパ指数 50006.56 +1.55%
28日のブラジル株式市場は3日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比761.03ポイント高(+1.55%)の50006.56で取引を終えた。50301.43まで上昇した後、一時49252.12まで下落した。

英国の欧州連合(EU)離脱ショックがやや緩和されたことに伴う海外株の上昇を受け、ブラジル株にも買いが広がった。また、原油など商品価格の上昇もウエートの高い資源銘柄の物色手掛かり。国内では、テメル暫定政権にによる構造改革や景気再生などに対する期待が高まっていることが支援材料となった。

【ロシア】MICEX指数 1857.23 +0.84%
28日のロシア株式市場は3日ぶりに反発。主要指標のMICEX指数は、前日比15.50ポイント高(+0.84%)の1857.23で取引を終了した。1863.53まで上昇した後、いったん1841.73まで下落した。

英国の欧州連合(EU)離脱ショックがやや緩和されていることに加え、海外市場の上昇が好感され、資源や銀行を中心に買い戻しが広がった。また、原油価格の上昇もウエートの高い資源銘柄の物色手掛かり。内部要因では、トルコ大統領が、昨年11月にトルコ領空を侵犯したロシア軍機を撃墜したことについて、謝罪したとの報道が両国の関係改善への期待を高めた。

【インド】SENSEX指数 26524.55 +0.46%
28日のインドSENSEX指数は続伸。前日比121.59ポイント高(+0.46%)の26524.55、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同33.15ポイント高(+0.41%)の8127.85で取引を終えた。

終始プラス圏で推移し、後半に上げ幅をやや拡大させた。英国の欧州連合(EU)離脱がインドに与える悪影響が限定的だとの見方が好感され、銀行銘柄を中心に買いが広がった。また、アジア市場が底堅い展開を示したことも買い安心感を与えた。

【中国本土】上海総合指数 2912.56 +0.58%
28日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比16.85ポイント高(+0.58%)の2912.56ポイントと続伸した。

中国人民銀行(中央銀行)の緩和スタンスが支え。人民銀がリバースレポを通じ、連日で資金供給をしていることが好感されている。預金準備率が引き下げられる??との観測が強まっていることも追い風だ。人民元安の進行が懸念されるなか、指数は小安くスタートしたものの、下値は堅く、買いが徐々に増えている。

《CS》

 提供:フィスコ

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