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【市況】NY株式:ダウは269ドル高、投資家心理が改善

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

28日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は269.48ドル高の17409.72、ナスダックは97.42ポイント高の4691.87で取引を終了した。英国の欧州連合(EU)離脱による懸念が一服し、欧州株が全面高となった流れを受けて買いが先行。原油相場の上昇に加えて1-3月期GDP確定値が改定値から上方修正されたほか、6月消費者信頼感指数が昨年10月以来の高水準となったことが好感された。昨日に売り込まれた金融銘柄を中心に買い戻しも広がり、終日堅調推移となった。セクター別では全面高となり、銀行や耐久消費財・アパレルの上昇が目立った。

太陽光発電のソーラーシティ(SCTY)は電気自動車のテスラ・モーターズ(TSLA)による買収提案を検討するために特別委員会を設置したことが明らかとなり、両社とも上昇。医療保険のシグナ(CI)は一部アナリストによる買い推奨を受け、堅調推移。一方で、化学メーカーのダウ・ケミカル(DOW)は2500人に及ぶ人員削減策を発表し、下落した。ニュース・情報会社のガネット(GCI)は、オンラインマーケティングのリーチローカル(RLOC)の買収を発表して下落。

マーケット終了後にスポーツ用品のナイキ(NKE)が発表した3-5月期決算は、一株利益は予想を上振れたが、売上高はやや下振れた。時間外取引で下落して推移している。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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