市場ニュース

戻る
 

【市況】28日の中国本土市場概況:上海総合0.6%高と続伸、証券株に買い

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

28日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比16.85ポイント(0.58%)高の2912.56ポイントと続伸した。上海A株指数も上昇し、17.64ポイント(0.58%)高の3048.62ポイントで引けた。外貨建てB株相場も値上がり。上海B株指数は1.97ポイント(0.57%)高の345.64ポイント、深センB株指数は7.26ポイント(0.67%)高の1090.80ポイントで終了した。

中国人民銀行(中央銀行)の緩和スタンスが支え。人民銀がリバースレポを通じ、連日で資金供給をしていることが好感されている。預金準備率が引き下げられる??との観測が強まっていることも追い風だ。人民元安の進行が懸念されるなか、指数は小安くスタートしたものの、下値は堅く、買いが徐々に増えている。

業種別では、証券株が軒並み高。深セン・香港間の「相互乗り入れ」(両株式市場の相互取引)解禁が近く発表されるとの観測が支援材料。手数料増などの思惑が強まった。同時に既存スキーム(上海・香港間の相互取引)の投資枠が拡大されるとの見方も広がっている。中国光大証券(601788/SH)が2.2%、華泰証券(601688/SH)と東呉証券(601555/SH)がそろって2.1%ずつ上昇した。

バイオ医薬関連株の上げが目立つ。ストップ高する銘柄が続出した。医療改革が各地で推進されるなか、需要拡大の期待も高まっている。インフラ関連株や不動産株、素材関連株、消費関連株、海運株などもしっかり。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均