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【特集】キャリアリンク<6070>---BPO 関連事業を成長エンジンとし、業績は過去最高を見込む

キャリアL <日足> 「株探」多機能チャートより

ラジオNIKKEI マーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業分析』6月27日放送において、キャリアリンク<6070>を取り上げている。主な内容は以下の通り。

Q.まずは企業の概要からお願いします。

キャリアリンクは、BPO (業務プロセスの外部委託) 関連事業を主軸とした総合人材サービス会社で、大量動員・早期立ち上げを必要とするプロジェクトの運用ノウハウに強みを有しています。官公庁向け案件での高い実績を背景に、民間企業向けBPO 案件の受注を拡大させています。

Q.事業の詳細を教えてください。

キャリアリンクは1996 年に創業した人材派遣会社で、現在は4つの事業を展開しています。2016 年2 月期の事業別売上構成比を見ると、BPO 関連事業が65.4% と過半を占める主力事業となっており、CRM 関連事業が17.6%、製造技術系事業が9.8%、一般事務事業が7.2%と続きます。

業務プロセスの外部委託を請け負うBPO 関連事業では、人材派遣、業務効率化等の企画提案を踏まえたインセンティブ契約に基づく人材派遣、官公庁や企業等の業務プロセスの業務請負などを主に行っています。
CRM 関連事業では、テレマーケティング事業者が請け負ったテレマーケティング業務への人材派遣・紹介、企業等のコンタクトセンターへの人材派遣・紹介、テレマーケティング業務の請負などを行っています。
製造技術系事業、一般事務事業では、それぞれ、人材派遣や請負業務等を展開しています

Q.業績についてはいかがでしょうか?

4 月14 日に発表した2016 年2 月期の業績は、売上高が前期比19.1% 増の166.07億円、経常利益が同14.9% 増の9.44億円と2 ケタ増収増益を達成、当期純利益に関しては前期比21.3% 増の5.91億円と、過去最高を達成しました。主力のBPO 関連事業が民間大型プロジェクトを中心に好調に推移したこと、また、マイナンバー関連業務が官公庁向けで立ち上がったことが寄与しました。

2017 年2 月期については、売上高は前期比20.3% 増の199.84億円、経常利益で同17.2% 増の11.06億円といずれも4 期ぶりに過去最高を更新する見通しです。今期も引き続きBPO関連事業がけん引役となるほか、その他事業についてもすべて増収を見込んでいます。

Q.中期経営計画があるそうですね

新たに発表した中期経営計画では2019 年2 月期に売上高300億円、経常利益18.4億円を目標として掲げています。BPO 関連事業を成長エンジンとして、収益成長を加速していく方針で、M&A についても検討を進めています。

Q.最後に、株主還元策についてもお願いします。

株主還元策としてキャリアリンクは、安定配当の継続と株主優待制度を導入しています。
6 月1 日付で1 : 2 の株式分割を実施し、2017 年2 月期の配当は前期比実質1 円増配の10円を予定しています。また、株主優待については、8 月末の株主に対して保有株数に応じてオリジナルQUO カードを贈呈する予定です。

ラジオNIKKEI マーケットプレス
『フィスコ presents 注目企業分析』毎週月・木曜14:30~14:45放送

《TN》

 提供:フィスコ

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