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2016年06月28日08時31分

【市況】前場に注目すべき3つのポイント~内需・ディフェンシブ志向に向かいやすい

マザーズ指数 <日足> 「株探」多機能チャートより

28日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:内需・ディフェンシブ志向に向かいやすい
■外資系証券の注文動向:差し引き10万株の売り越し
■前場の注目材料:ベガコーポレーションが東証マザーズに新規上場



■内需・ディフェンシブ志向に向かいやすい

28日の日本株市場は不安定な相場展開になりそうだ。週明け27日の欧米市場は、英国の欧州連合(EU)離脱決定を受けた欧州経済の先行き不透明感から、軒並み弱い値動きとなった。NYダウは260ドル安となり、シカゴ日経225先物清算値は大阪比200円安の15160円だったことから、日経平均はこれにさや寄せする格好から売りが先行しよう。

ただし、英国のEU離脱に伴う不透明感の長期化は想定されていることもあり、改めて売り直される展開というよりも、目先は日経平均の15000円処での底固めの動きが続きやすいだろう。

また、来月10日に投票が行われる参院選を控え、政策期待等が高まりやすい。昨日の物色はリスク回避姿勢の中で内需・ディフェンシブ系にシフトしていたが、建設などの強い動きが目立っており、公共投資などの政策期待が高まっている面もあったと考えられる。

27日の米国市場をみると、S&P500種の騰落では銀行、自動車・部品、素材が下落する半面、公共事業、電気通信サービス、不動産、食品・飲料・タバコなどのセクターが上昇している。外部環境が不透明な中、内需・ディフェンシブ志向に向かいやすいだろう。

その他、ビックカメラ<3048>は、あらゆるモノがネットにつながる「IoT」に対応する家電が増えるなか、操作を体験できる売り場を有楽町店に設けると報じられている。IoT関連への手掛かり材料になる可能性がありそうだ。


(株式部長・アナリスト 村瀬智一)



■外資系証券の注文動向:差し引き10万株の売り越し

朝の外資系証券5社経由の注文状況は、売り1100万株、買い1090万株、差し引き10万株の売り越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。


6月21日(火):430万株の買い越し
6月22日(水):10万株の売り越し
6月23日(木):590万株の買い越し
6月24日(金):230万株の買い越し
6月27日(月):320万株の買い越し



■前場の注目材料

・NYダウ下落(17140.24、-260.51)・NY原油(46.33、-1.31)
・安倍内閣「支持する」47% 「支持しない」36%
・与党に大型補正論
・EU離脱選択、格付け2社が英国債格付け引き下げ
・LINE<3938>、上場の仮条件決定を今日に延期
・ビックカメラ<3048>、有楽町店にIoT商品の専門売り場
・日立<6501>、AI助言で社員の幸福感向上実験

・ベガコーポレーション<3542>が東証マザーズに新規上場



☆前場のイベントスケジュール


<国内>
・特になし


<海外>
・EU首脳会議(ブリュッセル、29日まで)

《WA》

 提供:フィスコ

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