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【通貨】NY為替:英国のEU離脱を受けたリスクオフ継続

ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

27日のニューヨーク外為市場でドル・円は、101円48銭から102円13銭へ上昇し、102円00銭で引けた。英国の欧州連合(EU)離脱が世界経済を抑制するとの懸念を受けたリスク回避の円買いが続いたほか、予想を下回った米国経済指標を受けた債券利回りの低下に伴うドル売りが優勢となった。しかし、日本政府と日銀の緊急会合後、円高是正の単独介入への警戒感や追加緩和観測に円の高値は限定的となった。


ユーロ・ドルは、1.0971ドルまで下落後、1.1044ドルへ上昇し、1.1022ドルで引けた。ユーロ・円は、111円42銭から112円58銭まで上昇した。


ポンド・ドルは、1.3249ドルから1.3121ドルへ下落。米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が英国の格付けを引き下げた(AAAからAAに格下げ)ことを嫌気したポンド売りが強まったほか、英国の政局不安、景気後退懸念を受けたポンド売りが継続した。


ドル・スイスは、0.9751フランから0.9819フランへ上昇。当局のフラン高是正介入警戒感にフラン売りが優勢となった。

《MK》

 提供:フィスコ

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