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2016年06月28日05時20分

【注目】前日に「買われた株!」総ザライ (2) ―本日につながる期待株は?―

サンバイオ <日足> 「株探」多機能チャートより

■サンバイオ <4592>  1,721円 (+101円、+6.2%)

 サンバイオ <4592> が反発。27日午前9時ごろ、米国サンフランシスコで24日(日本時間25日)に開催された国際幹細胞学会(ISSCR)において、脳梗塞により運動障害をきたした慢性期の患者を対象に行った再生細胞薬「SB623」のフェーズ1/2a試験で得られた結果を発表したとしており、これを好感した買いが入った。今回の試験は、北米において脳梗塞の治療として脳内へ細胞を移植した最初の臨床試験。患者18例を対象とした非盲検単回投与試験で、脳梗塞発作後6ヵ月から5年が経過した運動障害を有する慢性期の患者を対象に実施し、運動機能の改善が確認されたとしている。

■キユーピー <2809>  3,335円 (+190円、+6.0%)

 24日、キユーピー <2809> が16年11月期の連結経常利益を従来予想の291億円→301億円に3.4%上方修正。増益率が6.9%増→10.6%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料。原料である鶏卵の相場低迷に加え、利益率の高い製品の販売増加などが寄与し、採算が改善する。業績上振れに伴い、今期の年間配当を従来計画の30円→32円(前期は29円)に増額修正したことも買い気を誘った。

■コーテクHD <3635>  1,796円 (+100円、+5.9%)

 コーエーテクモホールディングス <3635> が堅調。同社は24日、グループのコーエーテクモゲームスが配信している海洋冒険シミュレーションゲーム「大航海時代V」で、日本や中国、台湾、韓国での登録者数が300万人を突破したと発表。これが買い手掛かりとなったようだ。

■しまむら <8227>  14,550円 (+810円、+5.9%)

 しまむら <8227> が急反騰。前週末の全般波乱安の局面でも下げは小幅にとどまり、内需消費関連の勝ち組として相対的な強さをいかんなく発揮していたが、27日は一時880円高の1万4620円まで急速な切り返しをみせた。同社は低価格帯の商品を積極展開し、全国で積極的な出店攻勢をかけ消費者ニーズをとらえている。スポーツウエアなどが牽引するかたちで、足もとの月次売上高も好調に推移するなか、27日は17年2月期第1四半期決算発表を控えていたため、好業績を先取りするかたちでリバウンド狙いの買いを集めた。

■江崎グリコ <2206>  5,960円 (+320円、+5.7%)

 江崎グリコ <2206> が急反発。岩井コスモ証券は24日、同社株の投資判断の「A」と目標株価7200円を継続した。同証券では、円高による原価低減効果などで17年3月期の業績は会社予想を上回ると指摘。具体的には、今3月期の連結営業利益は会社予想200億円に対して230億円(前期比34%増)を見込んでいる。また、国内では主力製品が好調なほか、「オフィスグリコ」など直販チャネルも拡大している。さらに、中国やタイ、インドネシアなどアジア市場の開拓にも注目している。

■ヤマダ電機 <9831>  538円 (+27円、+5.3%)

 ヤマダ電機 <9831> が反発。ゴールドマン・サックス証券では、白物強化による品揃え改革や競争環境の緩和により、成熟した家電業界でも粗利率の改善傾向は続くと指摘。月次の開示がなくなったことや在庫増加などからの株価調整は行き過ぎと考え、レーティングを「中立」から「買い」に、目標株価を590円から620円に引き上げている。

■日経レバ <1570>  9,320円 (+460円、+5.2%)

 NEXT FUNDS日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信 <1570> [東証E]が反発。日経平均の2倍の値動きを想定したボラティリィティの高さが特長のETFだが、前週末は英国のEU離脱ショックで1700円を超える記録的な急落をみせ、売買代金も5920億円をこなし今年最大、マーケットの視線を一身に浴びた。27日も個人投資家を中心に短期筋の資金を飲みこみ、目先リバウンド含みの動きをみせるなどその動向に市場の注目が集まった。売買代金は、東証1部上場企業のトップのトヨタ自動車 <7203> の2倍以上の水準をこなした。

■エフピコ <7947>  4,815円 (+225円、+4.9%)

 エフピコ <7947> が高い。前週末24日取引終了後、山陰地方で食品用包装資材を販売する上田包装企業(鳥取県米子市)を100%子会社化すると発表したことが好感された。今回の買収により、上田包装企業はエフピコの物流ネットワークや販売ネットワークをさらに活用することで、より付加価値の高いサービスを提供することになり、エフピコグループの企業価値向上が期待できることになる。株式譲渡は7月1日を予定。なお、17年3月期連結業績に与える影響は軽微としている。

■ネットワンシステムズ <7518>  616円 (+28円、+4.8%)

 ネットワンシステムズ <7518> が反発。みずほ証券では、主力の通信キャリア向けは17年3月期で下げ止まるものの、当面大きな回復は見込みにくいと指摘。通信キャリア向け以外で注目できる大きな変化や成長の兆しは乏しいとみて、評価しうる点も少ないと解説。ただ、高水準の配当利回りを支えに株価のダウンサイドリスクは限定的と位置づけ、レーティング「中立」と目標株価590円は継続している。

■HUG <3676>  2,930円 (+123円、+4.4%)

 ハーツユナイテッドグループ <3676> が後場上げ幅を拡大。27日午後0時30分ごろ、子会社デジタルハーツの自動車走行テストの稼働テスター数が500人を突破したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。同事業は、ハーツユナイテッドグループとZMP(東京都文京区)との合弁会社であるZEGを通じて、自動車業界向けのデバッグおよびデータ収集などの実験代行に関するサービスを提供しているもので、登録テスター数の順調な増加を通じて人材の育成・確保およびノウハウの蓄積が図られ、自動車関連のデバッグに対する競争力強化につながると評価されているようだ。

■キリンホールディングス <2503>  1,678円 (+70円、+4.4%)

 キリンホールディングス <2503> が反発。同社は27日午前8時30分に子会社でオセアニア総合飲料事業を展開しているライオン社が豪州での輸入ビールのライセンス販売を終了することを発表した。今回のライセンス販売終了により、ライオン社は16年度(15年10月-16年9月)下半期に2億5000万~3億豪ドルの支払いを受けることを見込んでいる。1豪ドル=83円で仮定すると約207億~249億円に相当し16年12月期に同社の特別利益に計上される。

■第一三共 <4568>  2,486.5円 (+103円、+4.3%)

 第一三共 <4568> が反発。同社は27日、抗凝固剤エドキサバンを販売拠点のないカナダにおいて、Servier Canada社に独占的に販売活動を行う権利を許諾したことを発表した。エドキサバンは経口FXa阻害剤で、血管内で血液凝固に関与するFXa(活性化血液凝固第X因子)を選択的、可逆的かつ直接的に阻害する。カナダでは15年8月に承認申請していた。

■ファーストリテイリング <9983>  27,385円 (+1,090円、+4.2%)

 ファーストリテイリング <9983> が高い。27日の東京市場は前週末の暴落の反動で買い戻される流れだったが、輸出株の代表である自動車セクターや、銀行、証券株などが売られ、地合いは見た目ほど良くない。実需買いの乏しいなか、先物主導の裁定買いが全体相場の戻りに貢献した。同社株は日経平均寄与度の高い値がさ株として、インデックス的な資金流入が株価を浮揚させている状況だ。

■NTTデータ <9613>  4,785円 (+190円、+4.1%)

 国内大手証券のIT・ビジネスソフトウェアセクターのリポートでは、英国のEU離脱の影響として、セクター各社の主力市場は国内のため、業績に与える直接的な影響は極めて限定的と指摘。間接的な影響として、円高に伴う景況感の悪化により顧客の投資意欲が落ち込む可能性はあるものの、足元のソフトウェアの需要環境は製造向けを含めて堅調に推移しているため、「楽観できないが影響は相対的に軽微」と解説。業績に悪影響を与える可能性がある企業としてNTTデータ <9613> とトレンドマイクロ <4704> を、円高進展がプラスになる可能性がある企業として、伊藤忠テクノソリューションズ <4739> とネットワンシステムズ <7518> を紹介している。

※27日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。


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