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【特集】ミロク情報 Research Memo(4):財務体質は、ここ数年の収益拡大とともに大幅に改善

ミロク情報 <日足> 「株探」多機能チャートより

■決算動向

(3)財務状況

ミロク情報サービス<9928>の2016年3月末の財務状況について見ると、総資産残高は前期末比210百万円増加の19,882百万円となった。流動資産では、現金及び預金が155百万円、売上債権が369百万円減少した一方で、棚卸資産が490百万円増加した。また、固定資産ではソフトウェアの償却が進んだことで無形固定資産が111百万円減少し、投資有価証券を中心に投資その他資産が440百万円増加した。

負債合計は前期末比501百万円減少の5,823百万円となった。有利子負債が長短合わせて322百万円減少したほか、その他流動負債が136百万円減少した。また、純資産については、当期純利益の計上による利益剰余金の増加を主因に前期末比712百万円増加の14,059百万円となった

同社の財務内容は、ここ数年の収益拡大とともに大幅に改善している。ネットキャッシュ(現金及び預金+有価証券?有利子負債)の水準は、2016年3月末で4,506百万円と3期前と比較して約8倍に増加しており、経営指標に関して見れば、流動比率で202.4%、自己資本比率で70.2%、有利子負債比率で8.2%といずれも改善傾向が続いており、ROEについても14.0%と着実に上昇している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《HN》

 提供:フィスコ

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