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【特集】ジェネパ Research Memo(1):Webマーケティングによる拡販支援サービスで急成長、越境EC等成長投資に注力

ジェネパ <日足> 「株探」多機能チャートより

 

ジェネレーションパス<3195>は、ネット通販サイト「リコメン堂」を運営するマーケティング支援サービス企業である。小売業の業種に分類されているが、同社の基本的なビジネスモデルは、商材メーカーに寄り添って、独自のWebマーケティング手法(以下「EPO」:EC Platform Optimization最適化分析システム)を活用して拡販支援サービスを行うものである。

事業セグメントとしては、a)ECマーケティング事業(「リコメン堂」及び大手ECモールへの出店による商材の販売)、b)商品企画関連事業(EC市場へ出品する商材の企画支援)、c)その他(ブライダル映像関連事業など)の3事業領域。

前年度(2015年10月期)の連結業績は、売上高が4,338百万円(通期予算達成率104.5%)、営業利益が63百万円(同118.0%)であった。今年度(2016年10月期)は売上高7,592百万円(前年比141.4%)、営業利益120百万円(同116.5%)を見込んでいる。なお、前年度が決算時期を変更(12月決算から10月決算)した後の初年度で10ヶ月決算だったため、単純な前年比較は困難(比較の場合は前年数値を12ヶ月のみなし数値に換算するなど)である。

今年度の重点施策として、a)海外事業への展開(中国クロスボーダー事業2016年度目標10億円)、b)既存事業の拡充(取扱ベースで前年比146%成長目標)、c)ビッグデータ分析による新規事業スタートの3点を掲げている。

6月13日発表の2016年10月期第2四半期(2015年11月?2016年4月)決算の連結業績は、売上高3,141百万円(前年同期比21.4%)、営業利益88百万円(同69.1%)と順調に推移している。

■Check Point
・積極的なM&A による成長投資により、売上高・利益ともに大幅に伸びる
・中国への越境EC は、現地税制変更による影響は一時的で、大幅な成長が期待される
・株式分割による株式流動化で将来的な一部上場と配当開始に備える

(執筆:フィスコ客員アナリスト 山田 秀樹)

《HN》

 提供:フィスコ

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