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【市況】24日の中国本土市場概況:上海総合1.3%安と続落、大型株さえない

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

24日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比37.67ポイント(1.30%)安の2854.29ポイントと続落した。上海A株指数も下落し、39.50ポイント(1.31%)安の2987.58ポイントで引けた。外貨建てB株相場も値下がり。上海B株指数は2.55ポイント(0.74%)安の340.00ポイント、深センB株指数は6.95ポイント(0.65%)安の1068.10ポイントで終了した。

国内発の新規材料に乏しいなか、海外動向の不透明感が嫌気される。欧州連合(EU)離脱の是非を問う英国民投票で離脱容が確定するなか、ユーロ圏の混乱が世界に波及するとの懸念が広がった。もっとも、香港を含む他のアジア株ほどの下げにはなっていない。中国人民銀行(中央銀行)の緩和スタンスなどが相場の下支え要因だ。市場関係者の間では、人民銀は近く預金準備率を引き下げる??との観測も流れている。

時価総額上位の金融株やエネルギー株が下げを主導。中国銀行(601988/SH)が6.2%安、中国平安保険(601318/SH)が1.4%安、中国石油化工(600028/SH)が2.3%安で引けた。インフラ関連株や不動産株、自動車株、消費関連株、海運株なども安い。

半面、産金株は急伸。ストップ高する銘柄が続出している。世界的なリスク回避のなかで、安全資産を買う動きが強まると連想された。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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