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【特集】ジェイテック Research Memo(3):自己資本比率は49.5%と良好

ジェイテック <日足> 「株探」多機能チャートより

■2016年3月期決算

(3)ジェイテック<2479>の財務状況

財務は良好である。総資産は前期末比ほぼ横ばいの1,405百万円となった。ジェイテックビジネスサポートのための事業買収に伴い、のれん代が増加したことにより、固定資産は52百万円増の181百万円となったが、消費税の支払い等による現金及び預金の減少に伴い、流動資産が55百万円減少し、1,224百万円となった。

一方、負債は、短期借入金が154百万円と、6百万円増加したが、未払消費税等の減少により前期末比6.8%減の709百万円となった。純資産は親会社株主に帰属する当期純利益の計上により同7.6%増の695百万円となった。その結果、自己資本比率は同3.6ポイント上昇の49.5%となり、良好な水準を保っている。

また、キャッシュフローに関しては、営業活動によるキャッシュフローは5百万円の支出 (前期末は151百万円の収入)となった。未払消費税・法人税の支払いに伴う一時的なものである。投資活動によるキャッシュフローは65百万円の支出(同33百万円の支出)となった。ジェイテックビジネスサポートが展開する事業の買収費用を計上したため、支出が拡大した。財務活動によるキャッシュフローは配当金の支払いで3百万円の支出(同10百万円の収入)となった。それらの結果、現金及び現金同等物の期末残高は前期末比9.5%減の700百万円となった。

(4)株主配当

期初予想どおり、期末に1株当たり1円とする。株主配当に関しては、安定配当を基本としており、2013年4月1日付で株式を200分割したため、分割前(1株当たり200円)と同じ水準を維持する。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柄澤 邦光)

《HN》

 提供:フィスコ

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