【市況】東京株式(大引け)=1286円安、英EU離脱で激震走る
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
東京株式市場は、現物株取引の昼休み時間中に、英国の欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票の開票速報で“離脱派の勝利が確実”と伝えられたことから、外国為替市場でポンド、ユーロが急落。これに連動して対ドル円相場が一時、1ドル=99円近辺まで急騰した。これを受けて、日経平均株価指数先物が前日比1000円を超える急落となり、現物株市場も後場寄り付きから一気に下げ幅を拡大した。
日経平均株価は一時、前日比1374円安の1万4864円まで売り込まれ、2月12日の安値1万4865円を下回り、取引時間中の年初来安値を約4カ月半ぶりに更新した。また、大阪取引所は24日、日経平均株価先物が、一時清算値に比べ1330円安い1万4840円まで急落したことを受け、売買を一時停止するサーキットブレーカーを発動した。
主力株は軒並み大幅安に見舞われた。メガバンク3銘柄をはじめ、トヨタ自動車<7203>、ソフトバンク<9984>、ファーストリテイリング<9983>、ソニー<6758>、東芝<6502>、パナソニック<6752>、第一生命保険<8750>、日立製作所<6501>、シャープ<6753>、野村ホールディングス<8604>、ファナック<6954>、武田薬品工業<4502>、村田製作所<6981>などが軒並み売られた。半面、値上がりは東京鉄鋼<5445>などわずか6銘柄にとどまった。
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)