【通貨】今日の為替市場ポイント：◆ユーロ編◆英国民投票の結果は判明していないが、ＥＵにとどまる公算

ユーロ・ドルは、1.0458ドル（2015/3/16）まで下げた後、一時1.1714ドル（2015/8/24）まで反発したが、1.0524ドル（2015/12/03）まで反落。ただし、1.1616ドル（2016/05/03）まで戻している。ユーロ・円は、141円06銭（2015/6/04）から122円06銭（2016/3/1）まで下げた後、128円22銭（2016/3/31）まで買われたが、英国のEU離脱に対する警戒感が一段と高まり、一時115円50銭（2016/06/16）まで下落している。

本日のユーロ・円は、120円前後で推移か。23日に行われた英国民投票の最終結果は判明していないが、英国は欧州連合（EU）にとどまる公算となった。多くの投資家が予想した通りの結果になるとみられており、アジア市場ではユーロ買い・円売りが継続する可能性がある。


【ユーロ売り要因】
・ユーロ圏の低成長は長期化との見方
・欧州中央銀行は極めて緩和的な金融政策を長期間継続へ
・ユーロ圏の経済改革は進展していないとの懸念


【ユーロ買い要因】
・英国のEU離脱は回避の公算
・主要国の欧米株高
・米早期追加利上げ観測はやや後退

《WA》

　提供：フィスコ