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【特集】アジア投資 Research Memo(4):大型ファンド組成と投資活動の共同のため香港投資グループFE社と資本業務提携

アジア投資 <日足> 「株探」多機能チャートより

 

■日本アジア投資<8518>の主な活動実績

(1)First Eastern グループとの資本業務提携を締結

2015年12月に、香港の大手投資グループFirst Eastern (Holdings)Limited(以下、FE社)と大型ファンドの組成と投資活動を共同で行うことを目的とした資本業務提携を締結した。FE社グループは香港を代表する投資グループであり、製造業、金融関係、航空産業、ホテル産業、インフラ事業等の幅広い分野において、全世界で約200社への投資実績を持つ。日本では、ANAホールディングス株式会社と共同で格安航空会社のPeach Aviation (ピーチ・アビエーション)株式会社を設立している。同グループの代表者であるVictor Chu氏は、世界経済フォーラム(ダボス会議)理事や、香港EUビジネス協力委員会の議長、ロンドン市長国際ビジネス評議会のメンバー等の要職を務める人物である。

FE社グループは同社の大口借入先であるが、今回の資本提携によって835百万円の借入金が資本に振り替わったため、債務の圧縮と自己資本の増強による財務体質の強化が図られた。また、成長資金調達のため新株予約権の発行も同時に行っており、予約権の行使が進捗するにつれ財務体質は今後も強化される見込みである。

また、FE社グループとの業務提携の第1弾として、インバウンド関連等の国内企業を投資対象とした100億円規模のグロースファンド設立を目指しており、投資候補となる有望企業の開拓に注力している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)

《TN》

 提供:フィスコ

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