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【経済】中国:人民元投資を外貨準備に算入スタート=シンガポール中銀


ポートフォリオ構成の是正が求められるなか、シンガポール政府も「人民元」を正式な外貨準備の算定対象に組み入れる方針を決めた。世界の主要通貨として位置付け、今月から実施する。元の国際化を評価したという。中央銀行のシンガポール金融管理庁(MAS)が22日に発表した。
世界の投資家が元資産の構成比を引き上げてきた点を踏まえたもの。中国当局による金融市場の安定化措置と標準化措置を評価した。
すでに2012年以降、適格海外機関投資家(QFII)制度や銀行間債権取引を通じ、MASは元投資を進めてきている。ただ、中国が外貨取引上の制約を設けていたために、外貨準備への正式採用を見送ってきた経緯がある。
主要国・地域の外貨準備で、15年末時点でシンガポールは世界12位。総額で2518億7600万米ドルに上る。一方、首位の中国は3兆4052億5300万米ドル、2位の日本は1兆2330億9800万米ドル、3位のサウジアラビアは6269億9000万米ドルなど。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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