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【経済】英国民投票で離脱支持が上回る可能性は排除されず


 23日に行われる英国民投票では、EU残留という結果になるとの見方が増えているようだ。22日の欧米市場では複数の世論調査で異なる結果が出ていることから、リスク回避の円買いとリスク選好の円売りが交錯する展開となった。

 市場関係者の間では、態度未定の有権者の多くは最終的に残留支持に回るとの見方が多いようだが、欧州連合についての英国の有権者の見方は様々であり、英国がEUから離脱しても政府が指摘するような不利益を国民が被ることはないとの意見も少なくない。

 ドイツやフランスなどのEU主要国が英国のEU離脱を強く懸念していることも離脱支持の一因に挙げられているようだ。EU予算への純拠出額で英国はドイツ、フランスについで3位だが、英国民の間では、EUへの拠出額に見合った利益を受けていないとの不満は以前から存在しており、態度未定の有権者の多くが英国の利益を重視して離脱支持に回る可能性は残されている。
《MK》

 提供:フィスコ

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