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【材料】デンソーが反発、解散価値下回る3年4カ月ぶりの安値圏で買い優勢に

デンソー <日足> 「株探」多機能チャートより
 デンソー<6902>が反発。英国EU離脱を巡る国民投票を目前に全体相場は極端に流動性が低下しているが、主力輸出株の押し目には打診買いの動きも観測されている。そのなか同社株は13年2月以来3年4カ月ぶりの安値圏に沈んでおり、世界最大の自動車部品メーカーにしてPBRは1倍以下、解散価値を下回っている。

 車載エレクトロニクス分野で高技術力を持ち、自動車のIT化が加速するなかで改めてリーディングカンパニーとして頭角を現している。東大発ベンチャーのモルフォ<3653>とディープラーニングを駆使した画像認識技術の共同開発を進捗させるなど自動運転分野での活躍に期待がかかっている。

 17年3月期は営業小幅減益見通しながら、中期的には自動車の安全システム分野と環境分野で利益を確保し、「18年3月期は2ケタ成長路線への復帰が有望」(国内中堅証券調査部)と見込まれている。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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