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【通貨】東京為替:ドル・円は104円63銭付近、日本株にらみの展開継続

ドル円 <5分足> 「株探」多機能チャートより

23日午前の東京外為市場ではドル・円は104円63銭付近。日経平均株価にらみの展開。ドル・円は欧州連合(EU)離脱の是非を争点とした英国民投票の結果判明を控え、様子見ムードが広がるなか、日経平均の上げ幅拡大でドルは一時104円99銭まで上昇した。その後は株高を意識したドル買い・円売りは一服。

英国民投票に関しては、世論調査で英残留支持が離脱支持を上回っているためリスク選好的な円売りに振れやすい。ランチタイムの日経平均先物は引き続き底堅い値動きのため、ドルは午後も104円後半を維持しそうだ。

なお、日銀の木内登英審議委員は今日午前、金沢市で講演し、日銀のマイナス金利政策について「銀行による資産の投げ売りなど、実体経済や金融市場に悪影響が及ぶリスクが考えられる」などと批判したが、相場への影響は限定的だった。

ここまでドル・円は104円41銭から104円99銭、ユーロ・ドルは1.1295ドルから1.1348ドル、ユーロ・円は117円96銭から119円05銭で推移した。

【要人発言】

・木内日銀審議委員
「(マイナス金利政策で)日銀の金融政策運営に対する信認の低下につながった」
「銀行による資産の投げ売りなど、実体経済や金融市場に悪影響が及ぶリスクもある」
「金融仲介機能の低下で潜在成長率を一段と押し下げる可能性」

《XH》

 提供:フィスコ

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