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2016年06月23日12時21分

【市況】英国のEU残留に賭けた先回りの動きが強まるか/ランチタイムコメント

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

 日経平均は反発。77.52円高の16143.24円(出来高概算7億2000万株)で前場の取引を終えている。英国のEU離脱を巡る国民投票の行方を見極めたいとする模様眺めムードが高まっているなか、EU残留が優勢との世論調査などが伝わっており、一部でリスクを取りに行く動きが出ているようだ。

 ただし、基本は様子見であり、日経平均の日中値幅は100円程度にとどまっている。東証1部の騰落銘柄は、若干値下がり数が上回っているほか、規模別指数は大型、中型が上昇する半面、小型株指数がマイナス圏で推移しており、高安まちまちの状態。セクターでは、鉄鋼、海運、銀行、倉庫運輸、輸送用機器が上昇。一方で、医薬品、石油石炭、サービス、食料品が小安く推移している。

 ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、ソフトバンクグ<9984>、ダイキン<6367>が堅調に推移しており、日経平均をけん引している状況である。英国の国民投票を控えて様子見ムードが強いなか、指数インパクトの大きい値がさの一角が底堅さにつながっており、これら銘柄を睨みながらの展開になりそうだ。

 朝方から底堅い展開となっており、大引けまでエネルギーが持つかが不安ではある。しかし、このまま16100円処での推移が続くようだと、英国のEU残留に賭けた先回りの動きから、一段高が意識されてきそうである。EU離脱となれば金融市場は改めて混乱が予想されるが、内需系や中小型株など影響が限られるとみられる企業などにはリスクを取りに行きやすいだろう。(村瀬 智一)
《AK》

 提供:フィスコ

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