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【材料】ファーストコーポレーション---2016年5月期は大幅増収増益を計画、配当金も大幅増配予定

1stコーポ <日足> 「株探」多機能チャートより

ファーストコーポレーション<1430>は東京圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)で事業を展開する新築分譲マンションの建設会社。自ら用地を取得してディベロッパーに企画立案し、特命で受注する「造注方式」が強み。2012年5月期に2社だった取引先は着実に増加。足もとでは16社にまで増えている。

2016年5月期は売上高が前期比24.9%増の174.12億円、営業利益が同96.2%増の15.59億円を計画。受注額は同31.5%増の220.00億円の見込みで、そのうち採算性の高い「造注方式」による受注の割合が40.0%(前期は30.8%)とする計画としている。配当性向は30.0%がメド。2016年5月期の1株当たり配当金は、株式分割を遡及修正したベースで前期比16.25円増配の25.00円を予定している。4月8日に発表した第3四半期累計決算は売上高が前年同期比4.0%増の114.19億円、営業利益が同77.1%増の11.24億円と通期計画の達成に向けて順調。なお、2016年5月期決算の発表は7月8日に予定している。

今後については当面、東京圏での「地位確立」と「シェアアップ」に注力し、将来的には年間2000戸の生産体制(2016年5月期は1100万戸を計画)を目指す。達成に向けては、安定した受注の確保のために新規顧客の開拓や造注方式の拡大を推進。また、業務効率化と減価低減を進めながら生産能力の増強も図る。

《TN》

 提供:フィスコ

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