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2016年06月23日05時20分

【注目】前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―

エイチーム <日足> 「株探」多機能チャートより

■エイチーム <3662>  1,631円 (+134円、+9.0%)

 東証1部の上昇率4位。エイチーム <3662> が3日続伸。21日の取引終了後、6月9日に配信を開始したスマートフォン向け至高のハイファンタジーRPG「ヴァルキリーコネクト」が、21日までの13日間で累計100万ダウンロード(DL)を突破したと発表しており、滑り出し順調を評価する買いが入った。「ヴァルキリーコネクト」は、同社の代表作「ユニゾンリーグ」の制作スタッフが手掛けた最新作RPG。キャラクター固有の「アクションスキル」や、連携して発動する必殺技「リミットバースト」など、迫力の演出が特徴。また、最大15人のキャラクター達と協力して強大な敵を倒すリアルタイム協力バトル「コネクトバトル」などが体験できるという。なお、同社では100万DLを記念して、22日から29日までの間、ゲームにログインするだけで、毎日300ダイヤをプレゼントするキャンペーンを実施するとしている。

■フリークアウト <6094>  6,260円 (+510円、+8.9%)

 フリークアウト <6094> [東証M]が大幅高で4連騰。ネット広告枠をリアルタイムで高速取引するシステム(DSP事業)を展開するが、16年9月期業績は営業利益段階で前期比4.2倍の4億円を見込むなど高変化率が際立つ。上期時点で進捗率74%と高く一段の増額の可能性も内包している。非連結化したネイティブ広告担当会社に、LINEが資本注入するなど、LINEとの資本・業務両面での提携にも注目が集まっている。株式需給面では、21日付でJPモルガン・アセット・マネジメントなどが同社の5%超の大株主に浮上している。

■アキュセラ <4589>  1,720円 (+114円、+7.1%)

 アキュセラ・インク <4589> [東証M]が反発。直近ではSBIグループの買い増しが判明したことも、株価の下支え要因に働いたようだ。ただ、21日には日本取引所グループ <8697> がアキュセラ株を巡りインサイダー取引が行われた疑いについて調査を始めた、と複数のメディアが伝えた。新薬の臨床試験が不調に終わり、5月26日の会社発表前に株価が急落したことで、情報漏洩がなかったかどうかを含めて調べる、という。アキュセラでは「調査に対して真摯(しんし)に協力していきたい」とリリースでコメントしている。

■日本製鋼所 <5631>  490円 (+26円、+5.6%)

 東証1部の上昇率10位。日本製鋼所 <5631> が急反発。4月初旬から一貫した上昇波を形成し市場関係者の間でも注目度が高まっているようだ。直近では、20日付のモルガン・スタンレーMUFG証券による投資判断引き下げを背景にいったん値を崩したものの、25日移動平均線近辺で下げ止まり、再び上値を慕う強さをみせた。同社が手掛ける高出力レーザーアニール装置はレーザーを駆使して表面改質を行う機械で、有機EL向けに高水準の需要があり、同関連銘柄として物色資金を呼び込んだ。

■リロ・ホールディング <8876>  16,760円 (+560円、+3.5%)

 リロ・ホールディング <8876> が反発。22日はSMBC日興証券が目標株価を大幅に引き上げたことが確認されており、買い手掛かり材料視された。リポートでは、16年3月期のストック(借上げ社宅管理戸数、福利厚生会員数)の積み上げの強さを踏まえて17年3月期以降の予想を引き上げたこと、16年3月に実施したM&Aの収益貢献が想定以上に強かったこと、などを業績予想に反映させ、17年3月期-18年3月期の営業利益予想を増額修正。同証券は、株式市場ではマクロ環境に対する懸念が高まっているが、こういう局面では安定性と成長性を兼ね備えた同社のビジネスモデルに一層高い評価がなされると考え、投資評価「1」(アウトパフォーム)を継続。目標株価は1万4800円から1万9000円へ引き上げている。

■gumi <3903>  1,037円 (+34円、+3.4%)

 gumi <3903> が3日続伸。21日の取引終了後、資本準備金をその他資本剰余金に振り替え、そのうち50億円強を繰越利益剰余金に振り替えることで繰越損失の全額を解消すると発表しており、繰越損失の解消と財務体質健全化を好感した買いが入った。なお、効力発生日は8月30日を予定。

■NEXT 原油ブル <2038>  986円 (+26円、+2.7%)

 NEXT NOTES 日経・TOCOM 原油だぶる・ぶるETN <2038> [東証ETN]が3連騰。原油市況動向とリンクするETNで、指数の前日比変動率の2倍の値動きを示すなどボラティリティが高いのが特長だ。21日のWTI原油価格は3日ぶりに反落したが、NN原油ブルが連動するのは中東産ドバイの原油価格。ドバイ原油スポット価格は21日に続伸し1バレル=46ドル60セントまで上昇、22日午前の取引でもさらに値を切り上げ47ドル台に入っており、これに歩調をあわせるかたちで買いが集まった。

■ソフトバンクグループ <9984>  5,994円 (+152円、+2.6%)

 ソフトバンクグループ <9984> が3日続伸。21日、孫正義社長の後継者に指名されていたニケシュ・アローラ副社長が22日付で退任することを発表、これがマーケットに衝撃を与えた。アローラ氏は2014年に米グーグルからソフトバンクに入社し、アジアの有望ベンチャーなど海外の投資案件を牽引してきた。14年度は契約金を含め165億円の報酬を受け、15年度の報酬も約80億円と破格の待遇だったが、孫正義社長が禅譲を撤回したことで、今回の退任に至った。株価面では消化難で方向性が定まりにくい。今回の発表はサプライズには違いないが、孫社長が経営トップにとどまり、改めて主導権を発揮して事業戦略を展開することに対する期待感も強い。

■三菱ガス化学 <4182>  561円 (+8円、+1.5%)

 三菱ガス化学 <4182> が3日続伸。国内大手証券はリポートで、同社の汎用品(イソフタル酸など)と機能品(特殊ポリカ、BTレジンなど)の数量は安定的に拡大するとみるも、工業用洗浄剤の超純過酸化水素などのエレクトロニクス・ケミカルでは数量拡大に不透明感がある上、価格圧力もかかっていると指摘。強気の投資判断をとるには、エレクトロニクス系の機能性材料の好調継続が必要とみて、レーティングは「ニュートラル」を継続。目標株価は550円から580円へ引き上げている。

■大東建託 <1878>  16,305円 (+195円、+1.2%)

 大東建託 <1878> が小幅続伸。欧州有力証券では、17年3月期の営業利益率をプラス13%と予想し、住宅受注関連は17年3月期にピークを迎えそうと指摘。賃貸業には伸びしろがあると評価して、レーティングを「アンダーパフォーム」から「アウトパフォーム」に、目標株価を1万5900円から1万7800円に引き上げている。

■NTT <9432>  4,550円 (+50円、+1.1%)

 大和証券の通信セクターのリポートでは、高料金のスマホを利用した獲得競争を終え、収入維持だけでも今後3年以上にわたって着実な利益成長が期待できると指摘。投資家が無視していた非通信利益も、ネット企業に比肩しうる水準に成長しているとの見方で、大人にも満足度が高いコンテンツが出現し、持続性のある将来が見え始めたと解説。銘柄選好順位をNTT <9432> ≧KDDI <9433> =NTTドコモ <9437> >ソフトバンクグループ <9984> の順に設定している。

■いすゞ自動車 <7202>  1,333円 (+13.5円、+1.0%)

 いすゞ自動車 <7202> が4日続伸で新高値。ゴールドマン・サックス証券は21日、同社株の「買い」を再強調した。目標株価は1600円。タイの国内新車販売に関して、5月は全需が前年同月比16%増となり4月に引き続き前年を上回ったとの報道を受け、「当面は前年を上回る販売モメンタムを持続可能」と指摘。原油価格の反転で産油国向けトラック輸出台数の持ち直しも期待でき、17年3月期上期の連結営業利益は800億円と会社計画(710億円)を上回って着地すると予想している。

※22日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。


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