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【特集】ODK Research Memo(5):自己資本比率は負債減少により改善

ODK <日足> 「株探」多機能チャートより

■業績動向

(2)ODKソリューションズ<3839>の財務状態

2016年3月期末の総資産は前期末比微増の5,840百万円となった。内訳を見ると、現金及び預金、有価証券が減少したことから流動資産が減少したものの、有形リース資産、ソフトウェアの増加により固定資産が増加したことが要因。

負債は1,866百万円となり前期末に比べ28百万円減少した。流動負債が買掛金の増加により増加したものの、固定負債が長期借入金の減少により減少したことによる。純資産は前期末比33百万円の増加し3,974百万円となった。その他有価証券評価差額金が増加したことが主要因。

経営指標を見ると、健全性を表す自己資本比率は負債の減少により前期比で若干改善した。一方、収益性を表す指標はいずれも減益決算を受けて前期に比べ悪化する格好となった。しかし、その要因は成長投資負担増(減価償却のピークは2017年3月期)が主要因であることを考慮すると、一時的なもので懸念する必要はないとみている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正)

《HN》

 提供:フィスコ

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