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【市況】日経平均は4日ぶり反落、明日の英国民投票を前に手控えムード/相場概況

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

日経平均は4日ぶり反落。前日までの3営業日で700円超上昇しており、本日は買い戻し一巡で73円安からスタートした。明日予定されている英国の欧州連合(EU)残留・離脱を問う国民投票を前に積極的な買いは手控えられ、前引けにかけて16000円を割り込む場面があった。後場に入ると、指数寄与度の大きいソフトバンクグ<9984>の堅調推移やアジア市場の上昇が支えとなり、一時前日終値近辺まで値を戻した。しかしプラスには転じられず、再び下げ幅を広げて本日の取引を終えた。

大引けの日経平均は前日比103.39円安の16065.72円となった。東証1部の売買高は16億1566万株、売買代金は1兆7038億円だった。業種別では、電気・ガス業、鉄鋼、海運業、不動産業が下落率上位だった。一方、上昇したのは情報・通信業、鉱業の2業種のみだった。

個別では、トヨタ自<7203>、三菱UFJ<8306>、ソニー<6758>、三井住友<8316>、ファーストリテ<9983>などが軟調。日東電<6988>が4%安となるなど電子部品関連がさえなかった。東瓦斯<9531>は一部証券会社の投資評価引き下げを受けて6%近い下げ。また、同様に投資評価引き下げが観測されたJDI<6740>や、オプトホールデ<2389>、日電子<6951>などが東証1部下落率上位となった。一方、前日にアローラ副社長の退任を発表したソフトバンクグ<9984>は2%超の上昇。同社は本日、株主総会を開催した。その他KDDI<9433>、アステラス薬<4503>、NTT<9432>、NTTドコモ<9437>などが堅調で、小野薬<4528>は小幅高に。一部証券会社が投資評価を引き上げたスズキ<7269>は3%を超える上昇。ファミリーM<8028>も6%高と上げが目立った。また、フォーカス<4662>、東京鉄<5445>、エイチーム<3662>などが東証1部上昇率上位となった。
《HK》

 提供:フィスコ

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