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2016年06月22日13時51分

【特集】エラン<6099>---入院セットサービスを組織的にビジネス展開したパイオニアで最大手


ラジオNIKKEI マーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業分析』6月20日放送において、エラン<6099>を取り上げている。主な内容は以下の通り。
(話し手:フィスコリサーチレポーター 向後 はるみ)

Q.まずは企業の概要からお願いします。

エランは、1995年に寝具販売業を目的として設立されました。2014年11月にマザーズ市場へ新規上場し、1年後の15年11月に東証第一部へと昇格しました。

入院セットサービスを組織的にビジネス展開したパイオニアであり、かつ最大手です。介護医療関連事業として、病院や老人介護保健施設等の入院患者・入所者が「手ぶらで入院・入所」「手ぶらで退院・退所」できるように、衣類・タオル類などの洗濯サービス付レンタルと、口腔ケア商品など日常生活用品の提供を組み合わせた「CS (ケア・サポート)セット」サービスを提供しています。16年3月末時点でのCS (ケア・サポート)セット導入施設数は前事業年度末より17施設増加し661施設となっています。

Q.事業の特徴とビジネスモデルはどのようになっていますか?

「CS (ケア・サポート)セット」のサービス利用料金は「何」を「どれだけ」使用したかではなく、日額制を採用しています。ビジネスモデルは、病院や老人介護保健施設等を通じて、同社が入院患者や入所者とCS セット利用契約を結び、そのサービス利用料収入が同社の売上高となります。病院・老人介護保健施設等に対しては、業務委託契約を結び、また、リネンサプライ業者・消耗品業者等に対しては、賃貸借契約や物品納入契約等を結んでいます。
契約施設の解約率は1 ~ 2% 程度と低水準であり、契約施設数の積み上げに伴ってサービス利用者数が増加するストック型収益モデルとなっています。

Q.業績についてはいかがでしょうか?

5月10日に発表した2016年12月期第1四半期決算は、売上高が前年同期比27.0%増の26.34億円、営業利益が前年同期比41.5%増の2.22億円の着地となりました。
通期については、売上高が前期比19.8%増の108億円、営業利益が前期比2.0%増の6.00億円、経常利益が前期比1.5%増の6.00億円、当期純利益が前期比4.7%増の3.80億円とする計画を据え置いています。ちなみに、通期計画に対する第1四半期営業利益の進捗率は37.0%となります。
配当につきましては、前期より2円増配となる8円を予定しています。

Q.エランを取りまく事業環境についても教えてください。

まず、エランがメインターゲットとする市場は、ベッド数50 床以上の病院及び老人介護保健施設等です。2014 年10 月1 日現在の厚生労働省の医療施設調査 によると、ベッド数20 床以上の病院数は全国で8493 施設。このうちエランがメインターゲットとするベッド数50 床以上の病院数は全国7548 施設で、2015 年12 月期末契約施設数527 施設の顧客開拓率は7% です。また、公益社団法人老人保健施設協会の正会員加入・申込状況による顧客開拓率は2%と、入院セットであるCS (ケア・サポート)セットは普及ステージに入ったばかりであり、顧客開拓余地は大きいとみられます。

《TN》

 提供:フィスコ

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