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【市況】22日の株式相場見通し=短期急騰の反動で一服商状に

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 22日の東京株式市場は、きのうまでの3日続伸で日経平均株価が合計734円と短期間に急上昇していることから、利益確定の売り圧力が高まり上昇一服となりそうだ。22日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=104円80銭台での推移となっている。

 21日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比24.86ドル高の1万7829.73ドルと続伸した。英国が欧州連合(EU)からの離脱の是非を問う国民投票に関して、世論調査の結果などから離脱の懸念が後退したとの受け止めが広がり買いが継続した。ただ、23日の投票日が迫ってきたこともあり投資家の慎重姿勢は強まっており、方向感に乏しい地合いとなった。ナスダック総合株価指数は、前日比6.549ポイント高の4843.763と続伸した。

 日程面では、家賃債務保証事業を手掛けるジェイリース<7187>が東証マザーズ市場に新規上場する。このほかに、参院選公示、4月の毎月勤労統計確報値、5月のセメント国内販売、20日時点の給油所の石油製品価格に注目。海外では、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が下院で議会証言、米5月の中古住宅販売件数が焦点になる。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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