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【市況】16000円での底堅さを見極め/日経225・本日の想定レンジ

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

[本日の想定レンジ]
 21日のNY市場は上昇。英国の欧州連合(EU)離脱を巡る懸念が後退したことが引き続き好感されており買いが先行。イエレンFRB議長の議会証言では、米国経済が景気後退に陥る可能性は低いが、低成長・低金利環境が長期間続く可能性を指摘した為、利上げ観測が後退し、緩やかに上昇する展開となった。ダウ平均は24.86ドル高の17829.73、ナスダックは6.55ポイント高の4843.76。シカゴ日経225先物清算値は大阪比45円安の16115円。

 シカゴ先物にさや寄せする格好から売りが先行しよう。国民投票を明日に控え、模様眺めムードが強まりやすだろうが、円相場は1ドル104円70銭辺りで推移しており、16000円固めからの底堅さは意識されそうだ。
 一目均衡表では転換線を突破してきており、16300円処に位置している基準線を目指す流れに。雲は16550円処でねじれを起こすため、今後は雲突破を意識したトレンドも期待されてくる。価格帯別出来高では商いの薄いところであり、値幅が出やすいところでもある。16000円での底堅さが意識されてくるようだと、基準線からマド埋めや25日線が次のターゲットに。16000-16300円のレンジを想定する。

[予想レンジ]

上限 16300円-下限 16000円

《TM》

 提供:フィスコ

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