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【通貨】NY為替:イエレンFRB議長議会証言でサプライズなくドル売り後退

ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

21日のニューヨーク外為市場でドル・円は、104円35銭から105円06銭まで上昇し104円79銭で引けた。

イエレンFRB議長の上院議会証言での発言が警戒されたほどハト派に傾斜せず、最近の雇用統計の弱さは一時的で、雇用が依然拡大基調であるとの見解を維持し、米国経済にも自信を表明したため債券利回り上昇に伴うドル買いが再燃した。

ユーロ・ドルは、1.1320ドルから1.1243ドルへ下落し1.1259ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が議会証言において、「下方リスクは依然著しく、不透明性は高い」「TLTRO2といった追加刺激策が控えている」「英国の国民投票を控えて必要な準備は整った」と追加策を示唆したためユーロ売りが加速したほか、英国のEU離脱懸念が再燃したこともユーロ売りに拍車をかけた。ユーロ・円は、118円50銭から117円50銭へ下落。

ポンド・ドルは、1.4747ドルから1.4617ドルまで下落した。英国の国民投票に関する世論調査結果が依然僅差にとどまったため、英国のEU離脱懸念が再燃しポンド売りが強まった。

ドル・スイスは、0.9573フランへ下落後、0.9624フランまで上昇した。

《MK》

 提供:フィスコ

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