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【市況】米国株見通し:英国のEU離脱懸念弱まり買い戻し先行か

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

S&P500先物 2086.50(+27.50) (20:05現在)
ナスダック100先物 4415.75(+56.25) (20:05現在)

グローベックスは堅調
欧州は全般大幅に上昇
英国のEU離脱問題の行方


 20:05時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は堅調に推移している。


 17日のNY市場は下落。英国の欧州連合(EU)離脱を巡る国民投票を来週に控え、持ち高調整の売りが先行。世界的な先行き不透明感も株価の重しとなり、終日軟調推移となった。ダウ平均は57.94ドル安の17675.16、ナスダックは44.58ポイント安の4800.34。


 グローベックスの米株先物はNYダウで200ドル超の上昇で推移している。欧州は全般堅調であり、ユーロストックは3.75%、独DAXは2.58%など軒並み3%超の上昇で推移している。この流れを受けて買い先行の展開になりそうであり、NYダウは上値抵抗として意識されていた25日線を一気に上放れてくる可能性がある。


 英国の欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票に関心が集まるなか、最新の世論調査でEU残留優勢と伝えられており、不安感がいったん和らぐ格好となった。楽観視は出来ないだろうが、一先ず英国のEU離脱懸念が後退するなか、買戻しの流れが強まりやすいだろう。また、米利上げについては、15日まで2日間続いたFOMCの各参加者が無記名で提出した政策金利予想のうち、2018年末までの米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ回数をたった1回と予想するものが一つだけあったと伝えている。コアのインフレ率が2%に達し安定するまで、利上げを見送るのも合理的との声も聞かれており、利上げ観測の後退なども材料視されよう。

《KK》

 提供:フィスコ

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