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【通貨】欧州為替:ドル・円は104円台でもみ合い

ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

 20日のロンドン外為市場では、ドル・円は104円37銭から104円66銭で推移した。米連邦準備理事会(FRB)の早期追加利上げ観測が後退しドルに売り圧力がかかる一方、英国の欧州連合(EU)離脱懸念の後退を好感した欧州株高で円にも売り圧力がかかり、104円台でもみ合いになった。


 ユーロ・ドルは1.1352ドルから1.1322ドルまで軟調推移し、ユーロ・円も118円79銭から118円29銭まで下落した。対ポンドでのユーロ売りが波及した。


 ポンド・ドルは、1.4588ドルから1.4674ドルまで上昇。英国のEU離脱懸念の後退でポンド買いが先行した。ドル・スイスフランは、0.9578フランから0.9604フランまで下落した。避難先需要は弱まり、スイスフラン売りが優勢気味になった。



[経済指標]
・特になし

[要人発言]
・独連銀6月月報
「欧州中央銀行(ECB)は、インフレが軌道に乗り次第、政策正常化が必要」
・ギーブ元英中銀副総裁
「英国のEU離脱は金融危機をもたらす可能性」
・黒田日銀総裁
「長年のデフレ脱却には強いコミットメントが必要」
「今後ともできるだけ早期の物価2%目標は変えない」
「必要あれば常に追加的措置をちゅうちょなく取る」

《KK》

 提供:フィスコ

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