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【市況】20日の中国本土市場概況:上海総合0.1%高と小幅続伸、ITハイテク関連に買い

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

週明け20日の中国本土市場は小幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比3.70ポイント(0.13%)高の2888.81ポイントと続伸した。上海A株指数も上昇し、3.94ポイント(0.13%)高の3023.84ポイントで引けている。一方、外貨建てB株相場はさえない。上海B株指数は1.31ポイント(0.38%)安の340.74ポイント、深センB株指数は6.44ポイント(0.60%)安の1069.16ポイントで終了した。

好悪材料が入り混じるなかで方向感を欠く展開。前日の終値を挟み、指数は小幅な値動きに終始した。市場活性化の期待が強まっていることはプラス。中国証券監督管理委員会の報道官は17日の定例記者会見で、深センと香港間の「相互乗り入れ」(両株式市場の相互取引)について、「年内の適切な時期を選んで開通させる」と明言した。半面、A株市場の裏口上場に対する監督管理が全面的に強化されることはマイナス。上場廃止リスクの高い「ST銘柄」が急落し、投資家心理の重しとなった。裏口上場の受け皿としての「ST銘柄」に対する魅力が減退したとみられている。

業種別では、ITハイテク関連株の上げが目立つ。通信機器メーカーの大唐電信(600198/SH)が4.7%上昇した。ストップ高する銘柄も続出している。バイオ関連株も買われた。金融株や不動産株、発電株、自動車株もしっかり。インフラ関連株の一角なども物色された。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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