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2016年06月17日09時44分

【経済】ベネズエラが非常事態:食品略奪で死者続出、中国に債務返済延期を要請か


深刻な経済危機に見舞われているベネズエラでは、食品略奪などで4人の命が奪われたと報じられている。原油輸出に依存している同国の経済が原油相場の急落で危機状態に陥っており、インフレ加速と食料品・生活物資不足でスーパーマーケットの前で長時間の行列を並んでも食品を手に入らないことが背景にある。

また、電力不足で政府部門では週に数回家での待機制が導入されており、政府の機能も麻痺していると批判されている。

こうした中、ベネズエラは援助をし続けている中国に対し、追加の支援を要請していると報じられている。海外メディアによると、ベネズエラは中国と交わした原油・資金交換プログラムについて、資金の償還期限の延長を中国に要請しているという。これにより、国営ベネズエラ石油(PDVSA)のキャッシュフローが30億米ドル増加し、この金額はベネズエラ国内の原油生産の縮小がもたらす損失に相当すると試算されている。

なお、中国は2007年から同プログラムを通じてベネズエラに対し、約500億米ドルの資金を支援している。原油価格の下落に伴い、ベネズエラがより多くの原油を支払うことになっている。

《ZN》

 提供:フィスコ

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