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【市況】日経平均は197円高でスタート、日米欧のドル緊急供給検討や当局者会議開催などが材料視/寄り付き概況

日経平均 <5分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均 : 15631.79 (+197.65)
TOPIX  : 1256.85 (+15.29)

[寄り付き概況]

 本日の日経平均は反発してスタートし、上げ幅を200円超に広げている。16日の米国市場では、日本銀行による金融政策据え置きや英国の欧州連合(EU)離脱への根強い懸念からアジア・欧州株が全面安となったことで売りが先行。しかし、6月NAHB住宅市場指数が予想を上振れたほか、連日の株価下落を受けた買い戻しも入り、NYダウは引けにかけて上昇に転じ92ドル高となった。こうした流れに加え、日米欧の主要中央銀行がドル資金の緊急供給を検討と報じられたことや、寄り付き前に財務省・金融庁・日本銀行が当局者会議を開催すると伝わったことが材料視され、東京市場では買い先行が先行している。

 売買代金上位では、トヨタ自<7203>、ソフトバンクグ<9984>、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、NTT<9432>などが堅調。キーエンス<6861>が2%超、KDDI<9433>が3%超上昇している。一方、三菱地所<8802>、三井不<8801>、明治HD<2269>が小安い。また、前日に第1四半期決算と通期業績予想の上方修正を発表した西松屋チェ<7545>が13%近く上昇し、東証1部上昇率トップとなっている。

 セクターでは、全33業種が上昇しており、空運業、鉄鋼、金属製品、繊維製品、精密機械が上昇率上位となっている。

《WA》

 提供:フィスコ

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