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【市況】17日の株式相場見通し=NYダウの反発を好感して買い先行

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 17日の東京株式市場は、前日の米国株式市場でNYダウ平均株価が6日ぶりに反発に転じたことに加え、円高進行が一服状態となっていることから、買い先行のスタートとなりそうだ。ただ、週末控えとあって買い一巡後は上値の重い展開が予想される。

 16日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比92.93ドル高の1万7733.10ドルと6日ぶりに反発した。手掛かり材料が乏しいなか、英国のEU(欧州連合)離脱問題を巡る思惑が市場を左右した。英国ではEU離脱問題で残留を支持する労働党の女性議員が射殺されるという事件が発生。“国民投票で同情票が残留支持に集まるのでは”との思惑から、英株式市場で下落幅が縮小すると同時に米株式市場でも買いが優勢となった。ナスダック総合株価指数は、前日比9.984ポイント高の4844.915と6日ぶりに反発した。

 日程面では、豆腐、厚揚げ、油揚げなどの製造、販売を手掛けるやまみ<2820>が東証ジャスダック市場に新規上場する。このほかに、6月の月例経済報告、5月の日本製半導体製造装置のBBレシオに注目。海外では、EU財務相理事会、米5月の住宅着工件数が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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