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2016年06月16日17時11分

【為替】欧米為替見通し:23日の英国民投票を意識した円買いトレンドは継続

ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

今晩の欧米市場では、円買いの流れが継続すると考える。外国人投資家による日本株離れが鮮明となっているなか、昨日の米FOMCを受けて早期の米利上げ期待が後退。また、引続き英EU離脱問題(Brexit)への警戒感が台頭していることや、世界的なボラティリティ上昇などが円買い要因として挙げられる。一部で7月の日銀金融政策決定会合での追加緩和を期待する声は残っているが、リスク回避の円買い圧力は強いと見る。

本日11時45分に、日銀は「金融政策の現状維持」を発表した。市場コンセンサス通りの内容となったが、先物市場では株売りが加速。為替市場では円買いが進み、ドル・円は103円61銭、ユーロ・円は116円97銭、ポンド・円は146円76銭と今年の安値水準をそれぞれ下抜けている。Brexitで欧州通貨売りの圧力が強まっているなか、米金利の早期引上げの後退や、リスク回避の円買いも加わったことからきつい下げ相場はしばらく続くと見る。

目立った円売り材料が観測されていないことから、6月23日(木)の英国民投票までは、円買い優勢の地合いが続くと思われる。ドル、ユーロ、ポンドはそれぞれ年初来安値を割り込んでいることから、下値メドがわかりにくい状況となっている。市場関係者の間では、英EU離脱となれば、11年の75円35銭(10/31)と15年の125円86銭(6/5)の上昇幅に対する50%押しの水準である100円60銭を目指すとの声が聞かれる。目立ったテクニカルの下値メドが無くなった状況下、ドル・円はこの水準まで一気に走る可能性がある。一方、ユーロ、ポンドに関しては、英EU離脱で最も影響を受ける通貨であることから、現在の水準より10-15%ほど下落するとの見通し。



【今日の欧米市場の予定】
17:30 英・小売売上高指数(5月)  1.3%
18:00 欧・ユーロ圏消費者物価指数改定値(5月)  -0.1%  -0.1%
20:00 英・イングランド銀行(英中央銀行)が政策金利発表  0.50%  0.50%
20:30 ブ・金融政策委員会(COPOM)議事録公表
21:30 米・経常収支(1-3月)  -1250億ドル  -1253億ドル
21:30 米・新規失業保険申請件数(先週)  26.4万件
21:30 米・フィラデルフィア連銀製造業景況指数(6月)  1.0  -1.8
21:30 米・消費者物価コア指数(5月)  2.2%  2.1%
22:45 米・消費者信頼感指数(先週)  43.5
22:45 米・経済期待指数(6月)  44.5
23:00 米・NAHB住宅市場指数(6月)  59  58


 提供:フィスコ

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