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2016年06月16日17時09分

【市況】【↓】日経平均 大引け| 一時500円超安で4カ月ぶり安値、日銀現状維持を機に円高加速で (6月16日)

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

日経平均株価
始値  15871.22
高値  15913.08(09:15)
安値  15395.98(14:31)
大引け 15434.14(前日比 -485.44 、 -3.05% )

売買高  22億0924万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆1355億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は急反落で一時500円超の下げ
 2.日銀「現状維持」で円高絡め下げ加速
 3.東証全33業種が下落、1部の96%の銘柄が下げる
 4.先物主導で裁定解消売りの影響
 5.英EU離脱への警戒感で押し目買い入らず

■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは34ドル安と5日続落。上昇して始まったものの、英国のEU離脱懸念が根強く引けにかけて下げに転じた。

 東京市場では、小安く始まったあとは下落幅を漸次拡大する展開。後場に入ると一気に下げが加速する展開となり、日経平均の下げ幅は一時500円を超え1万5400円を割り込んだ。引けは485円安の1万5434円と年初来安値を付けた2月12日以来、約4カ月ぶりの安値に沈んだ。

 16日の東京市場は後場波乱展開となった。英国のEU離脱への警戒感が強まるなかも、前日の欧州株市場は堅調に推移。しかし、前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを見送ったこともあって、為替が円高含みに推移し、寄り付きから日経平均は軟調でスタートした。その後、昼休み時間中に日銀の金融政策決定会合で「現状維持」が決定、これを受けて為替が1ドル=104円前半へと急激な円高となり、つれて日経平均も下げ幅を一気に拡大する展開となった。一時下げ幅は500円を超え、年初来安値を付けた2月12日以来約4カ月ぶりの安値圏で着地した。値下がり銘柄数は東証1部全体の96%を占めた。今週は13日にも全体の97%の銘柄が下げたが、それにほぼ等しい売り一色の展開となった。

 個別では、トヨタ自動車<7203>が売買代金トップで大幅安、ファーストリテイリング<9983>も大きく値を下げた。ペプチドリーム<4587>、東洋ゴム工業<5105>も安い。gumi<3903>が急落、マネーパートナーズグループ<8732>、日本エンタープライズ<4829>などの下げも目立つ。トリドール<3397>、日東電工<6988>なども売られた。
 半面、さくらインターネット<3778>が大幅高、エス・エム・エス<2175>、生化学工業<4548>なども値を飛ばした。日立国際電気<6756>、東亞合成<4045>、ジャパンマテリアル<6055>なども堅調。

 日経平均採用で上昇したのは2銘柄のみで、プラス寄与の上位から日製鋼 <5631> 、りそなHD <8308> 。押し上げ効果は約0.08円と極めて限定的。

 一方、マイナス寄与の上位5銘柄はファストリ <9983> 、日東電 <6988> 、京セラ <6971> 、KDDI <9433> 、エーザイ <4523> 。押し下げ効果は約99円。

 東証33業種のすべての業種が下落。下落率の小さかった上位5業種は(1)銀行業、(2)パルプ・紙、(3)電気・ガス業、(4)陸運業、(5)情報・通信業。一方、下落率の大きかった5業種は(1)不動産業、(2)非鉄金属、(3)ガラス土石製品、(4)ゴム製品、(5)機械。

■個別材料株

△第一カッタ <1716> [JQ]
 今期配当を4円増額修正。
△モブキャス <3664> [東証M]
 マイネット <3928> とブラウザ事業で包括的業務提携契約。
△サイオス <3744> [東証2]
 1-3月期(1Q)経常は6.7倍増益・通期計画を超過。
△仁丹 <4524> [東証2]
 アンジェスと子宮頸部前がん病変治療ワクチンのライセンス契約。
△生化学 <4548>
 スイス社と腰椎椎間板ヘルニア治療剤のライセンス契約。
△アンジェス <4563> [東証M]
 仁丹にワクチン開発権など許諾。
△アドアーズ <4712> [JQ]
 「SERVAMP-サーヴァンプ―」とのコラボ企画実施。
△インスペック <6656> [東証M]
 決算説明会資料では精密FPCの需要が拡大。
△富士通コン <6719> [東証2]
 車載用静電容量方式タッチパネルを開発。
△サンドラッグ <9989>
 5月度既存店売上高は1.3%増。


▲トリドール <3397>
 丸亀製麺で食中毒事故発生。
▲日本ラッド <4736> [JQ]
 東証が信用規制を強化。
▲HIOKI <6866>
 今期経常を一転10%減益に下方修正、配当も5円減額。

 東証1部の値上がり率上位10傑は(1)エスエムエス <2175> 、(2)生化学 <4548> 、(3)さくらネット <3778> 、(4)アイネス <9742> 、(5)ゼリア新薬 <4559> 、(6)PCデポ <7618> 、(7)JALUX <2729> 、(8)サイボウズ <4776> 、(9)東合成 <4045> 、(10)イーレックス <9517> 。

 値下がり率上位10傑は(1)gumi <3903> 、(2)インタワクス <6032> 、(3)M&Aキャピ <6080> 、(4)コーセル <6905> 、(5)ブイキューブ <3681> 、(6)NCHD <6236> 、(7)HIOKI <6866> 、(8)ワイヤレスG <9419> 、(9)アジア投資 <8518> 、(10)山一電機 <6941> 。


【大引け】

 日経平均は前日比485.44円(3.05%)安の1万5434.14円。TOPIXは前日比35.55(2.78%)安の1241.56。出来高は概算で22億0924万株。値上がり銘柄数は57、値下がり銘柄数は1883となった。日経ジャスダック平均は2407.57円(64.40円安)。

[2016年6月16日]

株探ニュース

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