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2016年06月16日15時33分

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):THK、ジェイテクト、三井不、マツダ

THK <日足> 「株探」多機能チャートより
■武蔵精密工業 <7220>  2,120円  -110 円 (-4.9%)  本日終値
 武蔵精密工業<7220>が続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、円高によるマイナス影響はあるものの、「アッセンブリィ製品拡大」による四輪事業の中長期的な成長というエクイティーストーリーに大きな変更はないと指摘。17年3月期営業利益は、1ドル=105円を前提にしても会社計画を大きく上回ると予想して、レーティング「オーバーウエイト」を継続。目標株価は2800円から2600円に引き下げている。

■THK <6481>  1,860円  -94 円 (-4.8%)  本日終値
 THK<6481>が続落。UBS証券では、国内は量産投資が低迷し、中国の競争環境は厳しい状況が続きそうと指摘。同社が掲げる新たな成長分野も産業用機器は成長力、輸送用機器は収益力で課題が伺え、業績牽引役へ躍進する兆しはまだ見られないと解説。足もとで受注悪化のトレンドは緩和してきたものの、FA関連大手の中で相対感が見劣りするとみて、レーティング「セル」を継続。目標株価を1940円から1800円に引き下げている。

■ジェイテクト <6473>  1,177円  -59 円 (-4.8%)  本日終値
 ジェイテクト<6473>が急反落し、連日で年初来安値を更新。国内大手証券は業績予想を減額も、軸受・御三家(日本精工<6471>、NTN<6472>)の中では、収益のビジビリティが産業機械関連に比べれば良好な自動車関連が8割程度と多く、構造改革効果への期待も潰えていないため、レーティング「バイ」を継続するとのリポートをリリース。大黒柱のステアリング(売上高構成比:約5割)は、フルラインアップの電動パワステが費用負担増や強まる売価ダウンを熟して同業他社比で収益力が高まっており、「バイ」の論点は崩れていないと判断されると解説。目標株価は1800円から1550円へ引き下げている。

■三井不動産 <8801>  2,370円  -113.5 円 (-4.6%)  本日終値
 三井不動産<8801>、三菱地所<8802>、住友不動産<8830>をはじめ不動産株が売られた。きょうの日銀の金融政策決定会合での追加緩和に期待する動きが一部にあるが、来週23日に英国EU離脱の是非を問う国民投票を控えていることもあり、前日のFOMC同様、足もとは現状維持との見方が強まっている。緩和を見込んだ日銀プレーは手仕舞いムードで、不動産株はその象徴セクターとして売りに押されている。

■日本精工 <6471>  787円  -37 円 (-4.5%)  本日終値
 日本精工<6471>が年初来安値を更新。国内大手証券は業績予想を下方修正し、レーティング「ニュートラル」を継続するとのリポートをリリース。卓越した業務執行力への期待は剥げていないものの、今日までの成長ドライバであった同社のコラム式電動パワステ(C‐EPS)は、価格競争が激化している上、次の3カ年は同社が開発途上にある下流系電動パワステ(RP‐EPS、DP‐EPS)へ一部が切替わる見通しと説明。自動車事業での利益ピーク更新が見込み難い中、先行する中国・アジアでの産業機械ベアリングの需要の好転が待たれると解説。目標株価は1100円から900円へ引き下げている。

■マツダ <7261>  1,592円  -71.5 円 (-4.3%)  本日終値
 マツダ<7261>やセイコーエプソン<6724>、コニカミノルタ<4902>など欧州関連株が安い。この日、日銀金融政策決定会合で金融政策の現状維持が決まった。これを受け、円は対ドル・ユーロで急上昇。特に対ユーロでは、1ユーロ=117円80銭台と13年1月以来、3年5カ月ぶりのユーロ安・円高水準となっている。欧州向け売り上げ比率の高い企業には、ユーロ安は業績の悪化要因として響く。また、23日の英国の欧州連合(EU)離脱を巡る国民投票を前に、欧州関連株には警戒感も膨らんでいる。

■小野薬品工業 <4528>  4,404円  -176 円 (-3.8%)  本日終値
 小野薬品工業<4528>が反落。SMBC日興証券がリポートをリリース。オプジーボの国内販売の予想を増額修正したこと、オプジーボ国内販売において、販売パートナーのBristol‐Myersとの利益シェアの前提を見直したことを主な変更点として、同社に対する17年3月期~21年3月期業績予想を見直している。従来はオプジーボ国内事業の限界利益率を80%とみていたが、75%に変更、うち同社取り分を60%、Bristol取り分を15%という形にしている。中期利益予想に大きな変更がないことから目標株価は6000円を継続。引き続き、高利益成長銘柄として、投資評価は「1」(アウトパフォーム)を継続している。

■牧野フライス製作所 <6135>  567円  -21 円 (-3.6%)  本日終値
 牧野フライス製作所<6135>が連日で年初来安値を更新。国内大手証券では、受注は世界的に落ち着いた水準を維持しており、中国受注は季節性もあり、ローカルスマホや自動車向けが支えになると指摘。PBRは過去レンジの低位にあることから、株価下落余地は小さいとみて、レーティング「ニュートラル」を継続。目標株価は710円から660円に引き下げている。

■IIJ <3774>  2,031円  -75 円 (-3.6%)  本日終値
 インターネットイニシアティブ<3774>が反落。みずほ証券では、今後もMVNO事業の拡大を主因に増加トレンドが見込まれると指摘。成長投資に伴うコスト増は十分に吸収可能で、連結営業利益は増益トレンドに回帰すると解説。「MVNO」というキーワードそのものは既に株式市場で消化されたテーマという認識があるものの、MVNO市場は本格的な拡大フェーズを迎えているのが実態で、今後収益貢献がより顕在化してくる可能性が高いと評価。MVNO市場拡大の恩恵を享受し得る数少ない銘柄と考え、レーティング「中立」継続ながらも、目標株価を2170円から2300円に引き上げている。

■第一生命保険 <8750>  1,186.5円  -43.5 円 (-3.5%)  本日終値
 大和証券の生保セクターのリポートでは、長期金利の見通しが不透明な中で本格的な株価上昇は想定し難いと指摘。それでも、絶対株価の下落を受けて総還元利回りの魅力が高まったことや、会社側から総還元性向や配当の絶対水準の下限に関するコミットメントも得られていることから、下振れリスクは限定的と解説。セクター投資判断「中立」と第一生命保険<8750>、T&Dホールディングス<8795>のレーティング「2」を継続している。

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