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【通貨】外為サマリー:1ドル105円50銭台へ下落、日銀会合の結果を注視

ドル円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 16日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時過ぎ時点で1ドル=105円61銭前後と前日に比べ60銭強のドル安・円高で推移している。

 前日のニューヨーク市場では米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が発表され、政策金利は0.25~0.5%で据え置かれた。ただ、同時に公表された政策金利見通しの「ドット・チャート」で年間1回の利上げを見込むメンバーが増えていることなどから、米長期金利が低下。これを受け、一時105円41銭までドル安が進行した。ただ、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見を受けドルは買い直され、結局、106円前後で取引を終えた。

 この日の東京市場に移ってからも軟調地合いが続いており、午前9時過ぎに105円54銭まで下落した。米国では7月の利上げも見送りを予想する見方も増えるなか、市場には米国を含む世界経済の先行きを警戒する見方も増えている。この日は日銀金融政策決定会合の結果発表が予定されており、その結果が注視されている。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1269ドル前後と前日に比べ0.0050ドル前後のユーロ高。対円では1ユーロ=119円01銭前後と同10銭強のユーロ安・円高で推移している。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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