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【通貨】NY為替:ドル・円年初来安値更新、FOMC金利据え置き、金利&成長見通し引き下げ

ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

 NY外為市場では連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)で市場の予想通り利上げを見送り同時に、金利や成長見通しを引き下げたためドル売りに拍車がかかった。ドル・円は106円23銭から105円44銭まで下落し、年初来安値を更新。ユーロ・ドルは1.1210ドルから1.1298ドルまで急伸した。


 声明では「経済活動は加速した可能性」を指摘し、経済が依然「緩やかな利上げのみを正当化」するとしたものの、雇用の伸びの鈍化に言及。また、FRBが四半期ごとに公表する予測において、16年の国内総生産(GDP)見通しは前回3月の2.2%から2.0%へ下方修正された。また、金利見通しでも依然過半数が年2回の利上げを予想しているものの、年1回の利上げを予想しているメンバーは6人に増えた。3月時点では1人だった。また、1メンバーは次回の利上げが来年3月と見ている。

【金融政策】
・米連邦公開市場委員会(FOMC)
・政策金利(フェデラルファンドFF金利の誘導目標)を0.25-0.50%に据え置き決定

《KK》

 提供:フィスコ

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