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【市況】15日の株式相場見通し=調整一巡に至らずに下値模索、対ユーロでの円高に警戒感

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 15日の東京株式市場は、きのうまでの4日続落で日経平均株価が合計971円と短期間に急落し、心理的フシ目の1万6000円台を割り込んだものの、調整一巡には至らずに下値模索が続きそうだ。また、英国の欧州連合(EU)離脱に対する警戒感から、外国為替市場で円相場は対ユーロで上昇をみせている。15日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=106円を挟んでの推移となっている。

 14日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比57.66ドル安の1万7674.82ドルと4日続落した。英国の欧州連合(EU)離脱に対する警戒感から欧州主力株式市場の下落が続いていることを嫌気して、米株式市場でも売りが優勢となった。ナスダック総合株価指数は、前日比4.889ポイント安の4843.551と4日続落した。

 日程面では、自治体向け財源確保支援サービスを手掛けるホープ<6195>と、成功報酬型求人メディア「Green」などの企画・運営を手掛けるアトラエ<6194>の両社が東証マザーズ市場に新規上場する。なお、ホープは福証Qボードにも重複上場。このほかに、日銀金融政策決定会合(~16日)、5月の訪日外国人客数、5月の工作機械受注、13日時点の給油所の石油製品価格に注目。海外では、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長会見、米5月の鉱工業生産・設備稼働率、米5月の生産者物価指数が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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