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【市況】14日の中国本土市場概況:上海総合指数は小幅反発、金融株などが買われる

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

14日の中国本土マーケットは小幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比9.12ポイント(0.32%)高の2842.19ポイントと3日ぶりに反発した。上海A株指数も上昇し、9.59ポイント(0.32%)高の2974.84ポイントで引けている。一方、外貨建てB株相場は値下がり。上海B株指数は0.11ポイント(0.03%)安の340.53ポイント、深センB株指数は1.70ポイント(0.16%)安の1068.10ポイントで終了した。

全体として方向感を欠く展開。MSCI新興国株指数の年次入れ替え発表(日本時間15日早朝)を控えるなか、本土A株組み入れ可否についての見方が交錯している。A株組み入れで将来的な資金流入が期待できるとの楽観論がある半面、今回も見送られるとの悲観も流れた。指数は前日の終値を挟み、小幅な値動きに終始している。

業種別では、金融株がしっかり。国泰君安証券(601211/SH)が2.2%高、新華人寿保険(601336/SH)が1.4%高で引けた。消費関連株も上げが目立つ。酒造大手の貴州茅台(600519/SH)が2.1%高で引けた。自動車関連株も物色される。今年5月の新車販売台数が前年同月比で9.8%増加し、3カ月連続のプラス成長を確保したことなどが好感された。
【亜州IR】

《MK》

 提供:フィスコ

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