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2016年06月14日15時31分

【市況】<動意株・14日>(大引け)=インスペック、Hamee、新光商事など

インスペック <日足> 「株探」多機能チャートより
 インスペック<6656>=連日のストップ高。きょうは主力株よりもマザーズ市場を中心とした小型株の下げが際立っており、強い向かい風環境のなかで同社株の上げ足は異彩を放つ。同社は精密プリント基板などの最終外観検査装置を手掛け、前16年4月期は営業損益段階で1900万円の赤字となったが、今期は1億7000万円の黒字化を予想している。強気の中期計画も市場の注目を集めた。IoT(モノのインターネット化)の普及を背景に高性能のパターン検査装置(AOI)の需要が高まっており、同社はこのニーズを取り込む方向に経営の舵を切る方針。数値目標としては19年4月期に営業利益段階で7億5000万円を掲げており、これが投機資金を呼び込む格好となっている。

 Hamee<3134>=4連騰で連日の実質上場来高値更新。8日にクラウドソーシングサービス運営の大手で、EC事業者向けコンテンツマーケティングサービスを展開するランサーズ(東京都渋谷区)との業務提携を発表、また、10日には17年4月期業績予想が2ケタ営業増益で、年間配当も1円増配見通しであることを発表するなどし、株価は急上昇しているが、13日には「VR SHINECONヘッドセット」を発売したと発表しており、これも好材料視されている。

 新光商事<8141>=反発。きょう付の化学工業日報で「空中に映像を表示し非接触でタッチパネルのように操作できるディスプレイシステム『AI(エアリアルイメージング)play』の市場開拓を本格化する」と報じられており、これを好材料視した買いが入っている。記事によると、触らずに操作できる特徴を生かして、衛生管理が不可欠な手術室モニターや病院内エレベーターなどの医療分野に訴求するという。さらに、ATMやKIOSK端末、エンターテインメント性が求められるアミューズメント機器、駅の案内板など広範な分野での利用を提案していくとあり、今後の業績への寄与が期待されている。

 日本テレホン<9425>=ストップ高。同社は13日取引終了後に、17年4月期通期の単独業績予想(今期から単独に移行)を発表。営業利益を4500万円(前期連結比45.2%増)と見込んでいることが好感されているようだ。売上高は61億4400万円(同16.5%減)を予想。スマートフォン端末の買い替えサイクルの長期化などから売上高の見通しは慎重に見ている一方、情報通信ショップや中古携帯電話機「エコたん」の販売強化などに注力するとしている。

 シンバイオ製薬<4582>=急反騰。13日の取引終了後、自己疼痛管理用医薬品「SyB P-1501」の、入院期間中の短期術後急性疼痛管理を適応とした第3相臨床試験を開始したと発表しており、今後の新薬開発への期待感から買いが入っている。「SyB P-1501」は、シンバイオが昨年10月に米ザ・メディシンズ・カンパニー社(ニュージャージー州)から日本における独占的開発権・販売権を取得した製品。米国では昨年4月30日にFDA(米食品医薬品局)から医薬品の承認を受け販売が開始されているほか、欧州でも昨年11月20日にEMA(欧州医薬品庁)から承認を受けている。

 東建コーポレーション<1766>=逆行高。同社は建設事業と不動産賃貸事業を収益の両輪としており、不動産市況の改善が進む首都圏で積極的な営業展開を進め、相続税の改正も商機につなげている。16年4月期営業利益は前期比34%増益の126億6500万円を計画しているが、市場では「きょう引け後に決算発表を控えており、好決算先取りの買いが流入している」(国内準大手証券マーケット支援部)とみられている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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