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【市況】6月に日銀金融緩和の可能性は30%程度、FOMCも6月利上げ見送りを予想

 イギリスがEU離脱の可能性が高まりリスクオフの展開、円高・株安で世界同時株安の様相となってきた。15~16日に開催される日銀金融政策決定会合では、追加金融緩和をしないという予想が多い。

 SMBC日興証券は6月に金融緩和の可能性は30%程度、7月に50%程度と予想するリポートを出した。黒田総裁は「円高は日本経済にとって好ましくない影響を与える恐れがある」と発言しているが、日銀が金融緩和をしなければマーケットはQEは限界とみて一層の円ロングを仕掛けてくる可能性があると解説。また7月にサプライズ的に緩和する可能性もあり、同証券では7月の緩和可能性を50%程度と予想している。

 多くの市場関係者は23日にイギリスでEU離脱を問う国民投票が行われるため、直前で日銀単独の金融緩和はしないとの予想が大半を占める。外国為替市場は日銀追加金融緩和無し、FOMCが6月の利上げ見送り、英国EU離脱の可能性と世界的なイベントで短期的に円高を予想する声が多い。
《MK》

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