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【市況】概況からBRICsを知ろう~13日の上海総合指数は値下がり、本土連休中(9日と10日が休場)の海外株安が重し

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

【ブラジル】ボベスパ指数 49660.79 +0.48%
13日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比238.63ポイント高(+0.48%)の49660.79で取引を終えた。48803.56から49763.54まで下落した。指数構成59銘柄中36が値上がりした。

ガス・石油販売大手のウルトラパール(UGPA3)が買収・合併計画を発表したことを受けて、ブラジル経済活性化のきっかけになるとの思惑が広がり、指数の上昇につながったとの見方。また、ブラジル中央銀行が発表した週次エコノミスト調査で、2016年の経済成長率見通しが-3.60%(前回-3.71%)となり、マイナス幅がまた縮小。一方、2017年が+1.00%(前回+0.85%)に拡大したことも好感された。

【ロシア】
休場

【インド】SENSEX指数 26396.77 -0.90%
13日のインドSENSEX指数は3日続落。前日比238.98ポイント安(-0.90%)の26396.77、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同59.45ポイント安(-0.73%)の8110.60で取引を終えた。

売りが先行した後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏でもみ合った。世界的な株安などを受け、リスク回避の動きが強まる可能性がある。国内では、弱い経済指標が圧迫材料。4月の鉱工業生産(IIP)は前年同月比で-0.8%まで落ち込み、前月の0.1%と市場予想の0.5%を下回った。製造業セクターの低調が足かせになったと説明された。

【中国本土】上海総合指数 2833.07 -3.21%
連休明け13日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比94.09ポイント安(-3.21%)の2833.07ポイントと続落した。約2週ぶりの安値水準に低迷する。

本土連休中(9日と10日が休場)の海外株安が重し。英国の欧州連合(EU)離脱問題が不安材料として意識されるなか、先週末は香港を含む主要マーケットの株式が軒並み急落した。欧州経済の混乱で、中国景気も不安定になると警戒されている。ベンチャー企業株で構成される深セン創業板指数の急落も(前日比6.0%安で終了)、中小型株を好む個人投資家のセンチメントを冷やした。各指数は引けにかけて下げ幅を広げている。

《CS》

 提供:フィスコ

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